解決済み
車幅と車長がほぼ同じ2tキャンタ(車重5t)と、4tレンジャー(車重6t)に同じ型式の4段ユニックを取り付けていた場合は、リヤアウトリガーの有無に関わり無く4t車(車重6t)の方が吊上げ能力が高くなります。 これは、車重とシャッシ強度の差によるものです。 リヤアウトリガーの効能ですが、これはユニック旋回体基部にある側方アウトリガー接地点より後方で吊上げ作業を行う場合に後軸サスペンション伸縮の影響を無くしてブームの振れ(揺れ)を低減するするのが目的です。作業半径の拡大とか吊上荷重が増えるなどの効果は全くありません。ブームを後方全伸しての組立作業や大きな樹木の伐採作業などで効果的です。質問文に記載条件の2t~4tユニック積載車で、1~1.7t程度の路外転落車や転覆車の引起こし、不動車を吊上積載する場合はユニックの構造強度と定格荷重の点から荷台後端より外方の吊り上げは不可能なので、無いよりは有った方がマシですが、リヤアウトリガー分の減トンと取付費用・効果を比較した場合、自動車業ではリヤアウトリガー装着のメリットは薄いと思います。 2tも4tも車両全長約7m、ホイルベース4.2~4.5mの条件で検討した場合 2tワイドロングに取り付け可能な4段ユニックで最大のものは294型になりますが、294型で1,7tを吊上げ可能な作業半径は2.5m程度です。仮に荷台有効長5mとして荷台後端より外方で吊り上げる場合は作業半径7~8m程度になりますが作業半径8mの吊上可能荷重は0.2~0.25t程度になります。 4tシャッシに取り付け可能な4段ユニックは、304型、344型、374型の3シリーズがありますが、294型と同等な304型でも1,7tを吊上げ可能な作業半径は3,5m程度、作業半径8mでは約0.4tの吊上げが可能です。 古川ユニックとタダノカーゴクレーンとの比較ですが、ブーム長さとアウトリガー張出幅が同じ比較条件ならば能力や使い勝手に殆ど差はありません。2~8t級トラックに適応する機種のラインナップもほぼ同等ですね。違いが大きいのはオプションやラジコンの機能、安全装置の機能です。私個人の見解ですが安全装置やラジコンを重視するならタダノが優れています。オプション種類が豊富でメンテが安価なのはユニックですね。価格やサービス体制は地域や代理店個々に因って相違しますから、要求仕様をハッキリさせてから見積もり比較するのが良ろしいと思います。 私は、建設重機等の回送でクレーン付4~10t車や大型クレーン35tの経験がメインなので自動車業の方とは視点が違うかもしれませんが参考にまで。
なるほど:6
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