新卒で検事になった人が特捜部勤めになるにはどのくらい難しい道のりですか？

Question

新卒で検事になった人が特捜部勤めになるにはどのくらい難しい道のりですか？特捜部で働いてる方々はエリートの中のエリートなのでしょうか？

Answer 1

最初に、検事はどのように昇進していくかから説明します。
まず、検事は司法修習を終えて任官されると、東京地検本庁で講習を受けます。
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東京地検あるいは大阪地検の本庁にて一年間の勤務になります。
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Ａ庁（東京、横浜、さいたま、千葉、大阪、京都、神戸、名古屋）以外の大規模地検などで二年間勤務します。
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Ａ庁に二年間勤務します。
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Ａ庁明け、と呼ばれ、全国の地検（普通は地方の小～中規模地検）に配属されます。この時点でようやく、一人前と言えます。

Ａ庁明けからいかに早くＡ庁に戻れるかが検事の出世において重要なことポイントになります。つまり、一人前になるまでに最低五年近くかかることになり、特捜に呼ばれるのは少なくてもＡ庁に戻ってからなので、五年以上はかかることになります。実際のところ、最速でも三十～四十代にはなるでしょうね。
また、特捜はエリート中のエリート検事が所属する部署でもありますが、中央大法学部卒などの、いわゆる現場派のエリート検事が多いです。俗にいう赤レンガ派（東大法学部卒などで、法務省に出向することが多いエリートのグループ）はあまり配属されませんし、配属されても長くはいません。