32才の社会人です。臨床心理士になりたいと思うようになり、心理学大学院に入学したいと考えています。 自分自身がカウンセ…

Question

32才の社会人です。臨床心理士になりたいと思うようになり、心理学大学院に入学したいと考えています。
自分自身がカウンセリングを受けたことがきっかけで、自分も心理学を学び、いずれは自分もカウンセラーとなって人の役に立ちたいと考えるようになりました。

臨床心理士になるには、心理学部大学院の課程を修了する必要があるそうですが、私は英文学科の学士卒業で、心理学部の出身ではありません。心理学を四年間学ばなければ大学院には入れないでしょうか。また、仕事と両立して勉強していくことは難しいのでしょうか。

自分なりに調べてはみたのですが、なかなか道筋が見つからず、こちらに質問させていただきました。

Answer 1

臨床心理士の資格試験を受けるためには、臨床心理士の指定大学院の指定のコースを修了しなければなりません。
指定の大学院を受けるには、大卒で有れば大丈夫ですが、受かるかどうかは、別です。

当然、大学で心理学を専攻していた方が、有利になります。
ただ、そうでない人も稀にいます。

Answer 2

同じく社会人で臨床心理士を目指している者です。
一年間、仕事をしながら受験勉強をして、夜間の大学院に合格できました。
来春から院生になる段階なので、受験勉強についてのみお答えします。

私も心理学とは無関係の学部卒で、
しかも大学卒業から質問者さんよりかなりの年月が経過しています。
ですので、学部から入り直さなくても大学院に入る事は可能です。
しかし、勉強はかなりハードでした。
正直、こんな大変だとは想像していませんでした。

何が大変なのかと申しますと、
臨床心理学という学問領域を学ぶ上で「これ！」という
参考書がないことなんです。
もちろん、臨床心理学をタイトルに掲げた参考書はありますが、
それを一冊頭に入れても、数ある院試問題のうち
太刀打ちできるのはごく限られていると思います。
それ、どこに書いてある話ですか？と途方に暮れる問題に
何度も出くわしました。
図書館で専門書を調べても載っていない事もよくありました。
これが臨床心理学の院試勉強の現状です。

勉強のやり方は人によっていろいろだと思います。
でも乗り切れた人に共通しているのは、
志望校を早めに決めて志望校の試験問題の傾向に沿った
勉強を計画的にした点だと思います。
そうしないと、範囲が広過ぎて勉強が終わらないからです。

また志望校を絞れた人は、自分の研究テーマに合った教授を
見つけ出せた人でもあります。ここが重要なのです。
理由なく選んで受験すると、
面接でその大学院を志望する理由を述べられず、
落とされてしまいますし。

という事でお分かりだと思いますが、
「これを研究したい！」と熱意を持って語れる研究計画があることが
臨床心理系大学院を目指す受験生の柱なのです。
この柱がないと、指導してもらいたい教授が見つからず
指導してもらいたい教授が見つからないと、志望大学院が絞れず
志望大学院が絞れないと、受験勉強の範囲があまりに膨大で
手に負えなくなるわけです。
質問者さんも私と同じ勉強時間が限られている社会人なので
尚更と思います。

研究計画書がどんなに素晴らしくても
試験の点数が悪ければ合格はできませんが、
研究計画が陰の柱になっている点が
臨床心理学系大学院受験の特徴だと、実際に受けて痛感しました。

私はこの世界の入り口に立てた段階ですが、
素晴らしい研究を成し遂げた人がたくさんいます。
人間を理解する上で、これ以上の世界はないでしょう。
質問者さんも頑張って下さい。

Answer 3

現実的には、心理職の需要は余り高くありません。

心理士の実数>>>>>>世間で必要とされている心理士数、であるのが現状です。

そのため若手心理職も低い待遇でも、一定の職を得られれば恩の字、大半の心理士は、心理職自体に就けないことが多いものです。

モラトリアムで心理士を目指される方は、実は非常に大勢いらっしゃいます。
しかしながら、数少ない心理士求人者は、数多くの希望者の中から、わざわざ自分探しの高齢心理士を雇用しようとは思いませんので、就労先は皆無です。

この辺りを良く調べてから検討されたほうが宜しいのでは？