一級施工管理とはどのような資格なのですか？わかりやすく教えてください。お願いします。

Question

一級施工管理とはどのような資格なのですか？わかりやすく教えてください。お願いします。

Answer 1

簡単にいうと現場監督になるための資格です。

　例えば、土木工事をするとき、設計して図面を書くのは建設コンサルタントの技術士が行います。
　その図面に基づいて、実際にそれを作るのが土木建設業者で、その現場の監督をするのが土木施工管理技士です。

　監督できる権限の大きさが一級と二級で違いますが、要は工事現場における全体の運営管理を担当する責任者になるための資格です。

似たような資格がいくつかありますが、施工管理技士と称せるのは国家資格の施工管理技士のみです。（ビオトープ管理士などは、名称を似せていますが民間資格です。）

土木設計　（堤防、堰、ダムなど）：技術士（建設部門）
建築設計　（建物）　：設計士
施工管理　（各種建設・建築・造園などの工事）　：施工管理技士

という役割分担ができています。工事の種類によって、施工管理はいくつかの部門に分かれて入れ、それぞれに試験をする団体が違います。

Answer 2

建設業において、下記の６つの施工管理技士があり、それぞれに１級、２級があります。

　建設機械施工技士
　土木施工管理技士
　建築施工管理技士
　電気工事施工管理技士
　管工事施工管理技士
　造園施工管理技士

施工管理技士は、建設業法第27条に基づく国家試験です。

建設業法の目的は、「建設業を営む者の資質の向上、建設工事の請負契約の適正化を図ることによって、建設工事の適正な施工を確保し、発注者を保護するとともに建設業の健全な発展を促進し、もって公共の福祉の増進に寄与すること」であり、その目的達成の一環として、国土交通大臣は、建設工事に従事する者を対象にして技術検定を行い、施工技術の向上を図ることとされており、その資格が施工管理技士と言う訳です。

ですから、自らが施工を行う職人さんの技術を認定するのではなく、設計から実際の施工・安全・行程管理・積算など一連を管理監督する技術者であり、非常に技術力の必要な資格と言えると思います。

ちなみに、私も施工管理の仕事をしていますが、資格は持っていないですが…。