解決済み
男の美容師さんに質問します。 僕は高校3年男です。 将来美容師になることにとても不安があります。 僕は男ですし、家族を養えるぐらいの給料がやっぱりほしいです。 でも、男の美容師は短命でオーナーになんないと食ってけないとも言われます。 アシスタントさん、スタイリストさん、オーナーさんの意見を聞かせてください。
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元美容師です。 美容師になる前に具体的な数字を調べるのはとても良い事だと思います。 平均年収に関しては先に回答されたphat_low_0704_peaceさんの言う通りです。 美容師の平均年収は約270万円となっております。 他の業種の数字も掲載してくれているので分かりやすいと思いますが、年収は最低クラスです。 しかもこの270万円という数字は従業員数が10人以上のある程度の規模を持つ店舗が対象になっている為、乱立している小規模店(むしろ大半の美容室)を加えるともっと下がるでしょう。 私は当初、チェーン店展開している美容室で働いていました。初任給はちょうど14万円で、福利厚生は当然一切ありません。 また、練習に必要な材料は自腹で購入していた為、極貧の生活でした。 私が配属されていた店舗の店長は指名数が全店でトップであり、技術や接客力も尊敬出来るくらい素晴らしい方でした。 コンテストで賞も沢山とっており、実績としては十分過ぎるほどあったと思います。 しかし、それでも月に25万円ももらえず、生活が苦しいと嘆いていました。 ボーナスもありません。前述した通り福利厚生もないわけですから、店長はそこから年金、保険料を払い、手元には殆ど残らない状況でした。 質問者様がおっしゃていたように店長も、雇われのままではダメだ、独立しよう、といつも言っていました。 そして、親から借金をし、金融公庫からお金を借り、独立を果たしたのです。 元々、指名客も多く、かなり多くのお客様が新店へついてきてくれました。(私も独立の際に引き抜かれ、同じ店で働く事になりました) お店の場所も多くのお客様が利用するターミナル駅から徒歩3分と立地も抜群です。 これで、これからは儲かるだろう、と思っていました。 しかし、当初は近隣にお店が少なかったものの、一年もしないうちに店の周りに5店舗も新たに店が出来てしまいました。 そうなると、どんなに腕が良くても接客が良くても、結局は値下げ競争になってしまいます。 現在の日本国内の美容師の数は45万人、美容師の件数は22万件です。 これは日本の約3倍の人口を誇るアメリカの2倍以上の件数だそうです。比率でいうと6倍。 結局、そのお店は利益を出す事が出来ずに、多額の借金を抱えて閉店をしてしまいました。 現実的に膨大な数の美容師がいます。しかし、日本の人口は現在は減少傾向です。 23年度は約1万件の美容室が開店し、約8千件が閉店しています。 閉店理由は様々でしょうから一概には言えませんが、意気込んで独立した店の8割の数の店舗が閉店したのです。 美容師の場合は、景気が悪いから業界全体の平均年収が低いのではなくて、単純に需要を大幅に超える美容師がいるからこそ、利益が出ない構造になっているのでしょう。 1990年代後半、カリスマ美容師が登場し、シザーリーグも始まり、キムタク主演の美容師ドラマが放映され、アクアが武道館でヘアショーを行い、美容師絶頂時代でした。 その結果、美容師を目指す若者が急増(20年前の2.8倍)、それからは美容師が増え続ける一方でした。 限りあるお客様を大勢で奪い合う事になってしまったのです。 確かに美容師が急増する前に地盤を固めた人はいまだに高収入かもしれません。 または、親が美容師で店舗経営をしており、その地盤を引き継ぐ形で高収入の者もいます(実際に私の友人にいます)。 しかし、何の地盤もなく、参入するのはリスクがあまりにも高いでしょう。 「やる気があれば稼げる」「独立すれば儲かる」というのは平均年収、美容室の開店閉店データ等の数字を見れば、それは何の根拠もない精神論だというのが分かるはずです。 平均年収は総務省等のホームページでも確認が出来ます。誰かがでっちあげたのではなく、公式データです。 美容師は拘束時間が果てしなく長い、給料は恐ろしく安い、福利厚生もないので何の安定もない、と大変厳しい業界です。 また、質問者様が自らおっしゃっているように、歳を重ねても店舗で雇われ美容師を続けるのは現実的に厳しいでしょう。 女性は(特に若い)年寄りの男性に髪を触ってほしい、とは思いません。 指名客がとりにくくなり、売り上げが下がるでしょう。 そうなると店舗からしたら、いつまでも年配の美容師を置いておくよりも。若い美容師を低賃金で雇ったほうが良いからです。 やる気、努力、根性、夢、お客様の喜ぶ顔、このような言葉は耳障りが良いです。 しかし、現実は数字を見れば一目瞭然です。 美容師は職人に近い考え方の方が非常に多いので抽象的なあいまいな精神論で話がちです。 将来を語るには根拠が必要です。 美容師を目指すのであれば一生低賃金でいる覚悟も必要です。死ぬほど努力して、運が良ければ高収入の道もあるかもしれません。しかし、その可能性は非常に低いです。 上場企業の社長を目指すより難しいかもしれません。 また、phat_low_0704_peaceさん がおっしゃっているように、離職率が大変高い業界です。9割は転職してしまう業界です。 私が最初にいたチェーン店も同期が13人いましたが、半年もたたずに10人がやめました。 早いうちに辞めれば、まだ次の仕事は見つけやすいでしょう。 しかし、何年も我慢して続けて、やはり収入も上がらないので転職しようとした時に、大変な苦労をします。 美容師の職業スキルというのは美容師だけのものであり、他業種では全く役に立ちません。 評価もしてくれません。ビジネスマナー、社会常識といった一般教養も身についていない人も多いです。 私も美容師10年やった後に転職をしたので苦労しました。しかし、運が良く今では美容師時代と比べ、生活地盤が安定しました。 一番よくないのは、「給料安くたって、お客様の喜ぶ顔が見られたら幸せだ」「やり甲斐があるから給料安くても続けられるんだ」といっている方々です。 一言でいうと、社会人のアマチュアです。 いくらお客様を幸せな気持ちにしても、それだけに見合う対価を得られないのであれば、それはプロではなくアマチュアです。 自己満足の世界とも言えます。 しかし、現実に美容師は仕事の考え方が趣味的になってしまい、社会において一番大切な「自分がいかに稼げるか」という考え方が置き去りになっています。どんなに頑張っても年収が270万円なら安い仕事です。 その安い仕事で満足してしまっているのなら大人として社会人としてのアマチュアです。 質問者様は一人前の大人になりたいからこそ、この質問をしたのだろうと思います。 将来設計を明確に構築したいのであれば、美容師は全くおすすめ出来ません。 それでも美容師を目指すのであれば、経営センス、常識のあるオーナー様を探して下さい。 「夢」「やり甲斐」「やる気」等のキーワードのみで具体的なビジョンを示せないオーナーは超危険です。 数字を把握し、数字に基づいた長期的で具体的な経営方針を示せるオーナーも極々僅かですがいらっしゃいます。 このヤフー知恵袋で回答されている方もたまにそういった方を見かけます。 大切な将来です。慎重に決めて頂きたいと思います。
家族を養うくらいの収入は問題ありませんよ! それ以上上を望めば、それなりに努力も必要です。 オーナー”という選択もその一つでもあります。 短命”の方もいれば、死ぬまで続けることもできると言えます。 なにせ定年がありませんから!
男性美容師です。 美容師は「人気商売」です。お客様に支持されるために、仕事が終わった後に練習し、休みの日に勉強会に参加します。 そして、自分のスキルアップのために楽しんで練習でき、努力するクセが身に付いていて、人に対して気配り心配りができ、人当たりがよく清潔感があれば、美容師として家族を養えるほど収入が得られる可能性は大いにあります! どんな仕事でも人よりも努力すれば成功しますし、しなければ底辺をウロウロするだけです。 これからの時代は出来る人、出来ない人がもっとハッキリするでしょう。弁護士になっても、まともに仕事がない人もいるのです。 先ほど言ったように、主さんがお客様獲得のためにスキルアップする努力を惜しまないなら大丈夫ですよ!稼げます!
地方公務員の平均年収 729万円 http://nensyu-labo.com/2nd_koumu.htm 民間企業社員の平均年収 409万円 http://nensyu-labo.com/heikin_nenrei.htm ・ ・ ・ 美容師の平均年収 273万円 http://nensyu-labo.com/sikaku_biyousi.htm 警備員の平均年収 282万円 http://nensyu-labo.com/syokugyou_keibi.htm 土木作業員の平均年収 306万円 http://nensyu-labo.com/syokugyou_doboku.htm スーパーのレジ係の平均年収 251万円 http://nensyu-labo.com/syokugyou_su-pa.htm ・ ・ ・ 専門学校へ進学した場合の平均的な学費 250~300万円(2年間) 公立大学 200~250万円 私立文系 350~450万円 私立理系 500~600万円 自分は美容師ではなくてただのサラリーマンだけど、 ↑の数字を見てもまだ本気で「美容師になりたい」って言える人は 真性のマゾヒストだと思う。 「独立してオーナーになれば年収ウン千万」なんて人もいるのだろうけど、 どう考えてもそんなのは例外。 自分が高校を卒業したとき、 美容師の専門学校に行ったのが男女合わせて10人ぐらい 自分の周りにいたけど、 10年たった今でも美容師を続けているのはたった一人。 最近ようやくチェーン店の店長になったらしいけど、 それでも年収400万円に届かないってボヤいてた。 美容師を辞めた他の9人が今どうなってるのか知らないけど、 先日ガソリンスタンドでそれらしき奴が働いてるのを見かけた。 三十路を目前にして、高校生のアルバイトにタメ口聞かれてたよ。 声はかけられなかった。
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