消防の仕事について質問です

Question

消防の仕事について質問です消防の予防業務の仕事をするにあたり
建築を学ぶことで
どのようなことが生かされると思いますか？

また消防学校で
建築学の項目がありましたが
どんな勉強をするんでしょうか？

もし，詳しい方がいましたら，現役の人に関わらず
教えてください！よろしくおねがいします。

Answer 1

現役の消防職員です。予防課毎日勤務をしております。

私は、元々、警防隊員として災害活動に従事するのを望んで消防士になりましたが、建築の勉強をしていたので、予防課毎日勤務になりました。

希望していなくとも異動させられるくらい予防課毎日勤務を希望する職員は少ないのです。

質問から脱線してしまいましたが、予防義務に於いて、消防法と建築基準法等は、かなり似ている部分があります。また、非常用進入口や避難器具等、消防の基準に準ずるものも多いです。

消防職員が建築の勉強までしなくてはならないのは、区市町村や指定確定検査機関等がいい加減な審査、検査しかしないのが一番の理由です。

『消防職員は防火の専門家』でなければならないので、消防学校で建築の勉強をするのも必須と言えますが、基礎程度以下しか教えていません。

Answer 2

建築学といっても，建物を建てるための細かな設計（建築工学）を学ぶのではありません。法令を勉強するのです。

消防が建築物の規制を行うにあたり，消防法と建築基準法は密接に関係します。
たとえば，避難器具。建築基準法と消防法でそれぞれ設置規定があります。
また，建築基準法上の避難階段が設置されていれば避難器具の一部を免除するという規定もあります。
また，建築確認に際しては消防長または消防署長の同意が必要となっています。

こういった，単独の法律だけではなく，複数の法令で規制されているものを理解するために，消防法と建築基準法，その関連法令（条例等も含む）を勉強する必要があるのです。

ただ，あなたの質問で気になったことが一つ。

＞消防の予防業務の仕事をするにあたり
＞建築を学ぶことで
＞どのようなことが生かされると思いますか？

生かされるかどうかは，あなた次第。生かされると思うかどうかはあなたが判断すべきこと。
消防では「必要だから勉強する」のであって，「勉強しとけば，いつか役立つだろう」という，漠然としたことで勉強するのではないのですよ。
消防学校で「建築」の授業があることを知っているのであれば，余計に言えることです。
あまり，漫然と質問したり，言葉を使うと，社会に出て厳しい目にあいますよ。