マーケティングリサーチ会社からシンクタンク・コンサルティング会社への転職

Question

マーケティングリサーチ会社からシンクタンク・コンサルティング会社への転職現在、あるマーケティングリサーチ会社に勤務しています。主に定量調査の営業・企画・分析がメイン（製販一致）なのですが、定性調査も担当し、モデレーター・インタビュアーの経験があります。リサーチやその結果の分析・提言と一連の仕事を担当する中で、より「提言」に重きを置いた仕事をしたくなりました。リサーチ経験を活かしながら、コンサルティング会社やリサーチ会社に転職したいと思うようになりましたが、このようなキャリアって可能なのでしょうか。
当方、早慶の経済系院卒（修士）で、リサーチ会社勤務歴は９年弱です。現在は、クライアント責任者（現勤務先では、管理職の一番下の位置づけ）で、収益責任を負っており、キャリア４～５年生の指導も仕事で大きいウェイトを占めています。また、実査部門・集計部門のディレクションも行います。
36歳の独身男です。

補足

シンクタンクも、やはり厳しいのでしょうか・・・

Answer 1

転職活動してみれば、分かります。

在職で、複数の企業に応募すればいいんです。
入社可能時期を聞かれる可能性あるので、余裕をもった時期にしておきましょう。

Answer 2

結論から言うと、コンサルへの転職はやめたほうがよい。転職するならリサーチ会社。

リサーチ会社とコンサル会社の一番の大きな違いは、結果の求められ方にある。リサーチ会社のほうは、主さんが現職ということで、説明する必要はないが、コンサル会社の場合、プロジェクトの成功如何の根本的な部分にまで責任が及ぶため、リサーチ会社のそれとは大きく異なる。

主さんが書いてある通り、その「提言」に対しての「責任」がすべてといっても過言ではないのがコンサルだ。提言をし、それを実施・実行していく、プランニングと運営をしていかなくてはならない。相手が「データ」や「紙」から、「人」「動物」に変わる印象だ。

さらに、有名コンサルであれば、早慶の院では意味を成さない。最低、アメリカのトップ２５に入るMBAを出ていないと、学歴という点では役に立たない。もちろん、英語はネイティブレベルで、電話で交渉が出来るレベルでないと話にもならない。

もし、現在の会社で早慶の院ということでアドバンテージになっているなら、転職はしないほうがよいと思う。有名リサーチ会社では、その業界で相当やってきた人の実績を買ってキャリア採用することもあるが、主さんの場合は海外有名MBAを持っていないし、PhDもない様子なので、リサーチという現在の専門職をEnhanceするほうが自身のキャリア構成にはプラスになる。

では、有名コンサルでないコンサル会社に転職は？という点については、現状のキャリアレベルを落とすことになると思うので、辞めたほうが良い。巨人の7番打者が4番を打ちたくって独立リーグに移るようなもの。コンサルに転職するのであれば、有名どころでないと現状のキャリアを見る限り、意味がない。

現在の仕事・キャリアは順調に思える。コンサルに転職するメリットが１に対してデメリットが９くらいある印象だ。どうしても転職したいのであれば、リサーチ業界の中で有名人になって大きなリサーチ会社に行くことが一番よいと考える。

補足についての回答：
現状のキャリアと学歴から、シンクタンクも難しいと判断する。高校野球で言えば、ベスト８の高校のレギュラーが、甲子園出場校のアルプスで背番号のないユニフォームで応援になる、という感じだ。たとえシンクタンクにいけたとしても、PhDがないし、その学歴ではまったく誇れるところがない。もし、早慶の院ということにプライドを持っているなら、改めたほうが良い。なぜならば、転職市場でも早慶の院はまったくアドバンテージにならないからだ。35歳を超えたら、学歴ではなく「実績」。学歴としてアドバンテージがあるのは、コンサルなら海外有名大学MBA、シンクタンク系なら海外有名大学経済系PhDだ。あなたの場合は、どちらにも当てはまらないし、現状の仕事・ポジションがとても良いと感じるので、今の仕事がとても嫌で耐えられない以外は、転職する意味・メリットは、あなたの将来に関しては全くないといえる。

現在の仕事のポジションや内容は、まったく悪くないと思う。今の会社内で上に行って実績を積んで、45歳くらいでもう一度考えたほうがよいと判断する。45歳になって時点で、実績さえあれば、どこからでも引きがあるはずだ。