Isoについて質問です。私が勤めている会社は2年ほど前からIso9001を取得したんですが取得してからと言うもの、いろい…

Question

Isoについて質問です。私が勤めている会社は2年ほど前からIso9001を取得したんですが取得してからと言うもの、いろいろな事をすべて書類化していくものですから、通常業務よりその作業にすごい負担が生じてきました。かといって会社はその作業に特別に手当を出してくれる訳でもないです。正直Isoに何の意味があるのか解りません。そこで質問ですが皆さんの会社でIsoを取得してこう変わったとか、こう良くなったとか、あれば教えて下さい。

Answer 1

ISO9001は品質保証の規格です。
認証取得のメリットは、「注文取りの製品を納めてくれるだろう」という心証をお客に与えることにあります。
言い換えれば、それ以外にはありません。顧客満足度を上げることも、業務の質を上げることもできません。規格は、そんなことを意図していないので、当然です。
ISO9001が対象としているのは「管理技術」です。顧客満足度、製品品質、業務の質の向上は、「固有技術」の研鑽と積み重ねによって初めて可能なのであって、ISO9001とは無関係です。
それから、認証取得にあたり新たな文書を作る必要もありません。
品質マニュアルを作る必要すらありません。それに該当する文書が必ずあるはずですから（例えば、定款や組織図）、審査ではそれを示せばいいだけです。
ISO認証取得によって従来の仕事がたいへんになるということは、認証取得のために文書・記録を新たに作るからです。そんなものが実務の役に立つはずがないですし、本当に必要ならISO認証を取得する前からあったはずです。こんなものはムダで手間がかかるだけなので、さっさと廃止すればいいのです。
結論として、貴社においてISO認証がうまく機能していないわけでも、使い方を間違えているわけでもありません。また、ISO認証は機能させるものでも、間違った使い方（あるいは正しい使い方）をするものでもありません。
ただ単に勘違いから、やらなくていいことをやっているだけのことです。

Answer 2

ISO9001はご存じの通り品質マネジメントシステムで、それを取得する目的は、顧客への満足度をあげる。そのために業務の質をあげるということがシステムとして管理されるのが目的でしょう。もっと言うなら、仕事はシステム化されるので、よりやりやすく、従業員も満足させるのが本来のISOです。
ISO9001の場合、確かに手順など作らなければいけない文書もあります。全く今まで何もしていなければ、その仕事が増えるということにはなるでしょう。しかし、絶対に作らなければいけないのは品質マニュアルと６つの手順だけです。
あとは、仕事にあわせて、必要であればつくって、管理するということになります。
そのあとの部分で、結構仕事を増やしてしまうんですよね。
私のところは、できるだけ簡素化しています。とにかく、減らそう減らそうと。審査は意外とOKです。
コンサルタントとか、変な審査会社だと、あれもつくれとか、これはどうするんだとか、本来、そこの会社が決めればいいことに口を挟んで、やらなくちゃいけないようなことで混乱させます。
それは本末転倒。
ISOでメリットを感じないことは、ISOがきちんとできていても、感じる部分は多少あります。
でも、ISOで仕事が大変になるということは、ISO9001がうまく機能していない、使い方を間違えている以外にないと思います。
もちろん、汚い机があったとします。ファイリングしていない書類の山、家でもそうですよね、食べた後の食器の後片付け、そういうどうしても、やらなければリスクが増えるようなことは、やらなくてはいけないですが、それが普通にできていれば、ISOって特に意識することはありません。継続的改善ですから、次はどの書類なくそう。どのマニュアルなくそう。
ISOの時、これつくったけど、本当にいる？リスクある？効果ある？と、その都度見直して改善していく必要がありますね。

少なくとも私たちのところは、そういう整理をして、仕事を簡素化しようとしています。