理系学部の大学2回生ですが、将来公務員（行政）になりたいと思うようになりました。

Question

理系学部の大学2回生ですが、将来公務員（行政）になりたいと思うようになりました。自分は高校の時にまだ将来の展望が見えず、とりあえず先生に勧められるがままに理系に進みそのまま大学の理系学部に進学しましたが、最近になって将来のことをよくよく考えてみると自分は将来公務員の行政職に就きたいと思うようになりました。
そこで質問なのですが
①理系の学部だと不利なことはあるのでしょうか、やはり法学部等の学部の方が行政職の公務員試験の内容は勿論ですが面接の時にも有利になるのでしょうか。

②公務員試験の時に学歴は関係あるのでしょうか、自分が在籍しているのは地方中堅国立大学です。
また自分は地元に帰って公務員になりたいと思っているのですが、その自治体がある県にある大学を卒業している方が有利ということはあるのでしょうか。

③少しでも文系学部との差を埋めるために二回生のうちから自由時間を使って公務員試験の勉強をしていこうと思うのですが、自分のように法律や経済等にまったく知識がないような者にもおすすめの参考書等あれば教えてください。

ご返答の方よろしくお願いします。

Answer 1

工学部出身で、事務系地方公務員だった者です。
最初に書いておきますが、大学だけはキッチリ卒業しておいてくださいね。
何かあっても、理系学部出身者はそれだけで結構ツブシが効きますからね。

①筆記に対しては当然不利です。
私の例で言うと、大学で学んだのは法学概論だけです。
JISハンドブックも持っていましたけれど、公務員試験では一切使いません（笑）
面接に関しては、知識は問われるような事は聞かれないので、文理どっちだろうが関係ありません。

②おそらく、国家総合職以外では大学名は関係ないと思います。
むしろ、Uターンなら地元大学出身者より地元愛をアピールできるのではないでしょうか？
ただし、国、都道府県クラスになると学閥がありますので、出世に関してはマジョリティの地元大学出身の方が有利かも知れません。

③20年以上も前の大昔の話なんで、有斐閣から出ている法学入門と行政法の本だけ読んで、後は過去問を沢山やったような気が。。。
経済系は苦手（というか生理的に受け付けない）なので、過去問丸暗記しかやっていません。
今だと、公務員予備校に頼るのも手かもしれません。

Answer 2

理系分野が分かりませんが、技術系の専門職種も色々ありますよ↓
採用されると事務吏員（主事）ではなく、技術吏員（技師）になります。
http://www.pref.shizuoka.jp/zinzi/employ/info/works.html
これらも広義の行政職です、研究職に異動することもありますけどね。それぞれの専門職種の採用人数は少数ですが、狭義の行政職は受験者数も多いので、かえって少しは採用されやすいかもです。
地元県のホームページで採用職種等の情報を確認されると良いですよ。

Answer 3

簡単に。

答１
まずは、気になる自治体の採用情報をＨＰからチェックしましょう。
おそらく、大卒程度の採用試験案内が見られます。
それで試験で出題される科目を見てもらうと、県庁レベルの事務系の場合、
・政治学
・憲法
・行政法
・民法
・経済学
等が並んでいると思います。

結局、これらの科目を勉強しないといけないので、大学のランク等に係らず、理系の勉強と両立させるのは結構大変ですね。

答２
県庁などですと、やはり地元の国立大学卒業者の方が、そもそも受験者も多く、したがって受験情報もきめ細かく集められるので、結果的に有利に対策が進められるということがあるかもしれません。

答３
理系の人が自学自習しても能率悪いと思います。
やり方が２通りあって、
・大学の勉強が活かせる技術系の分野で興味の持てそうな仕事がないか、よく研究してみる
・大学のキャリアセンター・就職部等で、事務系の公務員を受験するための「手助け」がないか、よく確認してみる
というのがお勧めです。

その上で、どうしても事務系で受験したいのであれば、この際、参考書やそれに関する情報をいろいろ集める手間を省くコストと割り切って、通信教育等でまとめてそろえてしまうのが簡単かと思います。