ISOの内部監査について 内部監査を実施する場合、その内部監査員自身が所属する部門を監査するということは適切でないことは…

Question

ISOの内部監査について 内部監査を実施する場合、その内部監査員自身が所属する部門を監査するということは適切でないことは用意に理解できますが、小規模の組織の場合、いたし方ない、認める。というような記事を見た記憶があるのですが、ご存知の方いらしたら教えてください。
確か、内部監査員の独立性を担保する為に何々が条件とかあったような・・・お願いします。

Answer 1

記事のことは知りませんが、ISO14001規格票の附属書A（この規格の利用の手引）には次の記述があります。

> A.5.5 内部監査 環境マネジメントシステムの内部監査は，
> 組織内部からの要員によって，又は組織のために働くよう
> に外部から選ばれた人によって実施することができる。
> いずれの場合にも，監査を実施する人は，力量があり，
> 公平かつ客観的に行う立場にあるとよい。中小規模の組織
> では，監査員の独立性は，監査員が監査の対象となる活動
> に関する責任を負っていないことで実証することができる。

要するに、監査員本人が責任を負う業務を自身が監査しなければいいのであって、これは監査員が所属する部署を監査してはならないということではありません。
また、ISO9001規格票の8.2.2（内部監査）には、「監査員は，自らの仕事を監査してはならない。」とあります。これも、自らの部署を監査してはならないという意味ではありません。

そもそも、内部監査のルールを決めるのは組織（あなたの会社）自身であり、ISO規格あるいはISO審査員が口を差し挟むことではありません。ましてや、雑誌の記事に書いてあることを鵜呑みにするなど愚の骨頂です。
大事なのは、ご自身で考えご自身で判断することです。そしてその目的は、会社をよくすること、会社が儲かることです。
それでも何かヒントが欲しいということであれば、次のサイトを参考にしてください。
ここの主催者は、長年に渡り内部監査の責任者として従事されてきました。間違ったこと、ウソは書かれていません。
http://www.mars.dti.ne.jp/~saitota/iso.htm