建築確認検査員を目指しております。

Question

建築確認検査員を目指しております。中堅国立大学３年、建築学科の学生です。

以下についてご回答いただけると嬉しいです。

①確認検査員を目指すにあたって、学生のうちにぜひやっておくといいことはありますか？

個人的には、―――――確認検査員になるには、まず一級建築士の資格を取得し、その後建築基準適合判定資格の取得をしなければならない―――――
という段階がありますので
『一級建築士の過去問をできるだけ多く、学生のうちに手を付けておき、一級建築士の一発取得を狙う』ことを考えております。
他にも何かできることがあれば、教えていただきたいです。

②大学院に行くべきかどうか。

・修士卒レベルの能力がないと仕事についていけない。
・就職の際に、確認検査機関は学部卒よりも院卒の方を好んで採用する傾向がある。

等の事由があれば教えてください。

因みに、大手確認検査機関を目指すことを前提としています。
『中堅大学じゃ、そもそも大手を目指すのは無謀』等の回答も歓迎します。
長文失礼しました<(_ _)>

Answer 1

検査するほうか？されるほうか？という事はさておき、一級建築士の学科試験に関することだけお知らせします。

以前は、過去問だけの対策で学科合格できてましたが、現在の試験は過去問対策だけで合格するのは難しいと思います。
・・・というのも、経験上、過去問が１００％回答出来たとしても、本試験では６０％程度しか出題されないからです。
全て正答しても総合で７５点にしかなりません。
平成２４年度の基準点は、各科目過半点数且つ総合基準点は９４点です。
過去問による模擬試験を数多く受けましたが、概ね９５％程度の正答率の私が、本試験では９７点でした。

過去問対策は最低限のこととして大事ですが、合格の鍵は、類似問題の対策、新規問題の対応です。

それだけは認識しておいていただくのと、設計製図試験は実務経験がそのまま活きてきますので、受験までに実務における知識の吸収、経験の積み上げを実直に行なっていくことが肝要です。
（ここでいう『実務経験がそのまま活きる』とは、実際に作図するということではなく、出題の意図を読み取る能力と要点記述に対する知識の引き出し・・・という意味です）

また、検査にも意匠、構造、設備に分かれますが、構造以外は大学院卒であるか？否か？は全く関係ないと思います。
構造であっても構造力学の理解能力ですので、大卒でも充分かと思います。

Answer 2

大手確認審査機関とコメントされていますが、対象は民間会社ですよね。

建築士の受験資格は、院卒あるいは大卒後２年の実務経験が必要です。
新卒の採用段階で、建築士資格を持っている人はいません。

詳細を調べたわけではありませんが、確認審査機関への就職は、それほど
難関ではないと思います。（有名大学しか採用されないなんてないはず。）

確認業務が、院卒でないと仕事についていけないなんてないと思いますが
院卒の方が有利かもしれませんね。大学教授に過去の就職例を聞いて
みればいいと思います。

個人的意見で、あなたにとって大きなお世話かもしれませんが、確認業務が
魅力的ですか？建築を志したなら、３次元の建築物に関わりたいと思いませんか？

給料面で考えても、そんなに高給ではないはず。
私の同期（旧帝大卒）で、審査機関にいった人間はいませんね。
中途採用を多くしているイメージもあります。（辞める人も多く、人員確保している
のだと思います。）

あなたのイメージする業種なのか、関係者・友人によくヒアリングした上で検討
して下さい。

話がそれました。
学生時代に過去問解く必要なんてないと思います。少なくとも私の周囲で、学生時代に
過去問解いてる人間なんていませんでした。
今からやったら、試験前に息切れしますよ。（笑）

Answer 3

こんにちは・・大手確認検査機関・・確認とは建築法規に乗っ取って問題は無いかの確認する行為です。その内に工法の各種検査が伴われる物で・・法に建築をする者は確認を受けてからでないと建築はは出来ない事に為っております。その確認業務を国から委託されて建築機関が業としておりますが、本来は県や市町村の建築主事と言う者が確認業務を行う事に為っているのですが・・専門家の人手不足と責任問題（アネハ問題）も手伝って民間へ委託されるようになりました。それが指定認定機関で、確認する為には建築士の資格に主事の資格が必要です。よって、主事資格の必要から県や市町村の主事資格者の天下り先ともなっております。（主事に成る為の公務員としての経験がいる等で一般の民間人では取れなかった。尚、今は機関制度が出来たので一般の民間人でも取得可能になったかも知れません・・それが、適合判定資格でしょうか）