質問があります。

Question

質問があります。現在２３歳の男性で、文系4年制大学を卒業しましたが、今から、診療放射線技師の専門学校に行って必死に勉強し資格を取り、職員試験を受けた際に、年齢や性別で不利になりますか？

また、専門学校出身の方たちの診療放射線技師の就職率はどんな感じなのでしょうか？

また、こういう医療の資格系はある程度就職に強いと聞きましたが、そこの見解はどう思いますか？

Answer 1

放射線技師は、飽和を通り越して沈殿気味です。
放射線技師に限らず、医師・看護師を除いた医療職がそんな感じ。
養成校の乱立が原因です。こんな状況下でも、次々新設されますから、
今後も事態は悪くなる一方でしょう。
そんな状況で、「資格」が強いはずがありません。
誰でも持っているというものではないが、代わりはいくらでもいる。

そんな中、明らかに専門学校卒は不利な就職活動を強いられています。
国試を合格する前に採用を決めるので、国試に合格する可能性の高い学生
に人気は集まります。率直に言って専門学校はそれが低いと見なされます。
そのため大きな病院ほど、大学にしか求人を出さなくなっています。
大病院でも、採用枠そのものが極めて小さいので、多くの学校に求人を
出す必要もないんです。

年齢もかなりのハンデになりますね。年功序列に拘る傾向が強い業界です。
この仕事は、卒業して国試に受かってからでないと、実践的な業務は行えません。
何も出来ないも同然の状態で現場に立ちます。
学校は国試の受験資格を得て、それに受かるための予備校みたいなもの。
つまり、仕事を教えてくれるのは、学校ではなく、職場の先輩です。
その病院に23～25歳の(先輩となる)技師がいたら、26歳は取りたくない。
というのが大きな理由。

性別に関しては、求人する際に、今回は男女のどちらを取るかはほぼ決まっています。
それが公式に明示されることはありませんが、学校には伝わっていることがあります。
ですから、学校の担当教官に良く聞いて、無駄な応募を避けるのも大切。
一般に、女性技師は働く期間が短いので、短いサイクルで求人が出されますが、
男性の場合は退職でもしない限り定年まで働くので、一つの席が埋まったら、
そこが空くのに30年以上かかります。

結局、安定した大病院を希望するなら、それなりの大学を出て22～23歳で就職活動
しなきゃ難しい。それは、この業界でも同じ事です。
30年前は、そこそこ就職にも強かったんですが、そんな美味しい業界がいつまでも
埋まらないわけがありません。

専門卒では、良くて中規模以下の病院。
これからストレートに資格を取っても、26歳という年齢を考えれば、
小さくても就職先が見つかれば御の字と言ったところでしょう。