残念ながら保育士の実技に参考にできる素話は見つかりません。 それに近いものとしてはyoutubeのよみきかせ日本昔ばなし「ふしぎなたいこ」などが該当すると思います。 ラジオドラマとの違いは、子どもに想像させる余地を適度に、そしてやや多い目に残すというところです。 3歳児にわかりやすく表現することと、想像をかきたてる表現をしたり想像の余地を残す表現をすることとの境目が難しく、受験者の知性、知力が問われます。 実技は県別に実施されており、かつ、採点基準は意図的に公表されておらず、また、前年不合格になった人の話を聞く機会も少ないことから、無難に無難にこなし、減点箇所を減らすことが合格のコツと言えます。 採点する人の好みにあわせることが大事なので、顔色を見て判断するということもできそうな気がしますが、 採点者がすごくニコニコしながら聞いてくれてさぞかし高得点だろうと思っていたら33点だったなんて話もあり、 賭けに近い要素もあるといえます。 なるべく不合格の壺を踏まないような準備を心がけて欲しいので、以下、けっこう長文ですが、見てください。 たとえば5人の登場人物を自分でキャラ設定して演じ分けるということがラジオドラマでは必要ですが、 素話ではキャラ設定するのはきいている子どもであってほしい。 よって、あまり際立った個性のキャラをつけて5人を演じ分けるというのは避けたほうがいいということになります。 じゃあ、声優さんのように上手に演じてしまうと必ず不合格になるのかというと、そうではなく、匙加減が大事と言えます。 やはり5名場面に登場するなら5名が区別はつかなければいけません。 したがって、準備として声色の設定は必要です。 ただ、その5名の味付けが濃くて差が激しいか、差はあるけれどそれほど個性は感じさせないかの違いがあります。 「らいおんとねずみ」で言うと、ライオンさんなら、ライオンらしく、ねずみさんなら、ねずみらしくということは大事だけれど、 ライオンを細かく分析して年齢や地位や育った環境まで詳細に分かるように声色づくりすることは必要はないかもしれないということです。どこまでやるべきかという明白な基準がないので、判断は難しいですが、3歳児に話を楽しんでもらえるために必要な範囲内で、なるべくあっさりと作りこむことがコツでしょう。 また、年齢が3歳と指定されていますので、3歳児が多いに興味をもって、集中して話がきけるようにするということが大事です。 おどかすような表現が多い作品は集中を削ぐと判断されやすいので、作品選びに気をつけてください。 保育士試験のガイドには「童話、昔話」などを3分以内にまとめてくださいと書かれていますが、 絵本を素話に作り変える人も多いですね、 絵なしで3歳児が理解できる作品は少なく、多くの受験者が5つか6つの作品を使っているというのが現状です。 たとえば「どうぞのいす」「うずらちゃんのかくれんぼ」「はらぺこあおむし」「こっけもーもー」などです。 満点を取るつもりで落ちたという人がけっこういますので、 抑制のきいた表現で合格を勝ち取ってください。 最後にもう一つ付け足しますが、言語の試験は面接をかねています。 こんな人に保育士になってほしいと採点者に思わせることが大事です。 年齢にもよりますが、若い方なら保育士らしい服装というのも考えて、立ち居振る舞いや身なりにも充分きをつかって、受験に臨んでください。
保育士になって、勤務先で出会うママ達に うちは男二人の年子で障害あって大変です、あなたなんか女の子で楽ですねってアピールでもするんですか?
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