解決済み
多数の乗客の命を預かる電車の運転士や飛行機のパイロットは、ほとんどの同僚が一生に一度も経験しないだろう深刻な事態から、よく遭遇する軽いアクシデントまで、あらゆる事を想定した訓練を反復して行います。訓練や、現実にそのような事態が起きた場合に活躍するのが、運転席や鞄に常備されてる「危機管理マニュアル」です。 運転士やパイロットは、このマニュアルを暗記することは(意外にも)禁じられています。一刻を争う状況でも、目で追って、指をなぞって解決法を探ります。暗記をしてしまうと、必ずどこかで思い込みや、勘違いが発生します。ミスは許されませんからね。 と、ここまで書いて言うのですが、バイトのたとえば「料理のレシピ」とか「商品の名前や価格」なんてものは、これはもう暗記しなきゃね。メモは家で暗記してくるための道具に過ぎません。メモをカンニングペーパーのように使ってはいけないのです。 「今、覚えろ!集中力だ!メモなんか取る暇は無い!」と、新人の頃は良く言われてました。もちろん「これはしっかりメモして帰れ。そして完璧に暗記してこい」と言われたこともあります。 だいたいニュアンス判りました?
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