国連の一般職、現地採用で就職を望む場合、私はいま日本の国籍を持っているのですが、ニューヨーク本部で採用してもらいたいとき…

Question

国連の一般職、現地採用で就職を望む場合、私はいま日本の国籍を持っているのですが、ニューヨーク本部で採用してもらいたいときにはアメリカの国籍をもっていないとだめなのですか？また、一般職でも職務経験が2－3年ないと、だめなのでしょうか。

あと、ほかに英語が使える日本人として活躍できる仕事は通訳や翻訳以外にいいものがあったら教えてください。

Answer 1

＞アメリカの国籍をもっていないとだめなのですか？

国籍は問われません

＞一般職でも職務経験が2－3年ないと、だめなのでしょうか。

G1 でも1年以上程度の職歴が求められていたと思いますが、G1やG2 の採用は公募でなく事務所がローカルに行うと国連の就職のポータルに記載されていますので、エントリーレベルのG職でしたら、ご自身で希望する事務所に働きかける必要があるでしょう。そもそも「新社会人の潜在性を買って組織が育てる」というのは日本独特の企業文化ですので、あてにできるほど受け皿があるのか自体が疑問です。外で職歴をつけた方が早いかとは思いますよ。

なお、NY本部でのG職の応募に当たっては、Administrative Support Assessment Test （ASAT）という試験に受かっている事が前提条件となっています。試験の実施要綱は直接事務所に確認する必要があります。

最低条件をクリアしただけでは、応募者の中で最下位にいることを意味しますので、ご自身がcopetitive な candidate になることが重要です。

＞ほかに英語が使える日本人として活躍できる仕事は通訳や翻訳以外にいいものがあったら教えてください。

まず、国連ツアーガイドが思い浮かびますが、これはパートタイムです。通訳や翻訳の仕事の対象言語は国連公用語での話になるかと思い日本の事務所のローカルスタッフなら普通に日本語の需要があると思いますが、そうでなければ、日本語そのものはあまり武器にはならないかもしれません。

ちなみに、「国連職員採用競争試験」は、専門職（P職）のエントリーレベル（P1やP2）を採用するための試験です。G職の採用試験ではありません。

Answer 2

国連には若年層を初級レベルのポストに採用する制度等
も設けられており、そのひとつの
「国連職員採用競争試験」は
学士号以上の学位があれば応募可能です。

（「学士号以上の学位」＝日本では「４年生大学卒業」
とご理解ください）

この「国連職員採用競争試験」
は毎年募集されています。

この試験は、
十分な数の事務局職員を出していない国の
優先事項として組織されており、
行政・経済・電子情報処理・財務・法務・
図書館司書・政治問題・広報・社会開発・統計を含む
多数の職業カテゴリごとに行われております

そしてこの
「十分な数の事務局職員を出していない国」
には日本も含まれており、
日本人用の優遇枠もあります。

ですから日本国籍をお持ちでしたら、
上記「日本人用の優遇枠」
を利用するのも一手です。

この試験以外での採用は
書面審査・面接が一般的です。

詳しくは
「国連職員採用競争試験」
をキーワードにネット検索なさってください。