兵庫県警は３５歳まで受験できるそうですが、ここまで受験年齢を広げることは幅広い人材確保の他に何か考えがあるのでしょうか？

Question

兵庫県警は３５歳まで受験できるそうですが、ここまで受験年齢を広げることは幅広い人材確保の他に何か考えがあるのでしょうか？

補足

私の考えで言うと兵庫県は山口組系暴力団の本部があり、こういう土地事情を嫌って受験しない人が増えているのが第一の意見です。もう一つは警察官の不祥事で懲戒免職が多く、人員を確保できなくなってきているからだと思います。

Answer 1

警察官のような公安職は治安維持のために財政難であろうと行政職のように毎年の採用数を削減することができません。少子化の影響というのもありますが、勤務形態が超不規則、軍隊生活などですから決して万人に人気のある公務員試験ではなく応募者数が減少しています。そのため、受験倍率も低下しています。受験倍率の低下というのは、人員の質の低下を招き好ましいことではありません。
また警察官の場合、業務の性質上やむを得ませんませんが、受験する際に身長や体重の基準もあります。
したがって、一定の倍率を保つためには、年齢制限の緩和しかありません。数年前までは30歳以上受けられるところはほとんどありませんでしたが、今は30歳を超えていても受験できる県警は非常に増えていますからね。
警察学校の離脱者が多く、いろんな経験をしている人を採用したいという狙いもあるでしょうが、それよりも一定数受験者を集めある程度の倍率を保ちたいという狙いの方が大きいと思います。
はっきり言って、行政職の場合は民間企業の経験というのは大いに役立ちますが、警察官のような公安系の場合、民間企業の経験が直接役立つということはあまりありません。経歴よりも適性の方が重要ですからね。例えば事務系の場合、29歳職歴なしで採用されることはまずありえませんが、警察官の場合、こういう経歴でも適性があれば採用される可能性があるくらいです。

補足について
そういう事情もあろうかと思いますが、全国的に警察官の人数は不足しています。警察官の仕事に嫌悪感を抱く人は多く、応募者の集まりが悪いですから、年齢制限を緩和したり、リクルーターをつけたりと各県警はリクルートに非常に力を入れています。

Answer 2

幅広い人材確保以外にはないでしょう。３５歳といえば、それまでにかなりのキャリアを積んでいるというレベルですから、警察の中では育てることができないような人材が警察の業務遂行上必要になってきている、ということでしょう。たとえばＩＴ関係の技術などが典型的ですね。会計士、あるいは語学能力に長けた人なども必要な人材なのでしょう。