企業の人事採用担当のお方にお聞きします。 就職希望者の前職場へ勤務態度等問い合わせ、合否参考にしたりする事なんて有るの…

Question

企業の人事採用担当のお方にお聞きします。
就職希望者の前職場へ勤務態度等問い合わせ、合否参考にしたりする事なんて有るのでしょうか？
稀には有るのかも知れませんが、そもそも面接で判断できないのかと人事能力自体疑われる気がするのですが、その様な話しも聞き驚いた次第です。

Answer 1

個人情報保護法が2005年に全面施行されてから、
企業がおおっぴらに応募者の承諾なくして、前の職場へ勤務態度などの
問い合わせをする事が出来なくなったんですよ。
それ以前は他の方が書かれていらっしゃるように電話で前の職場に
勤務態度を確認する事はそう珍しいことではありませんでした。
事実、ちょうど、法律が施行される前に自分は、とある大手メーカーに
中途採用で転職したのですが、入社後に偶然、総務人事と上司が
自分の採用をする際に交わしたメールのコピーを見てしまったのですが、
そこに前職へ勤務態度や働きについて確認している内容が書かれていました。
結構根掘り葉掘り聞いたみたいで、「○○氏の勤務態度や業績について
前職へ確認が取れました。面接で発言された内容に嘘偽りはありませんでした」
・・・というような内容でした。更にその後日、前職の同期と飲み会があったのですが、
その同期は人事部に居て、「お前の次の職場から勤務態度について電話があったから、
色々良い事言っておいたぞ。感謝しろよ」・・・って。
ただ、あくまで上記は個人情報保護法が施行される前の話ですので、
近年においては企業が前職に確認をしようとしても、聞く方・答える方共に
個人情報保護法違反ですので、「お答えできません」・・・で終わりです。

その代り、応募者へ事前に「勤務調査の同意書」などを書かせる企業もあり、
そこには前の職場へ問い合わせする事に対する同意を求める所があります。
これに本人が同意すれば、「個人情報保護法違反」に該当しませんから、
問題ありません。事実、外資系のUPSという会社で数年前に書かされたことがあります。
（そこは面接を受ける前に辞退しちゃいましたが）

＞そもそも面接で判断できないのかと人事能力自体疑われる気がするのですが

正しくおっしゃる通りです。ただ、その人の表面上の雰囲気やその人が経験してきた
業務内容が本当かどうか・・・などの確認は出来ますが、たとえば、その人が
何故その会社を辞めたかの真意や本当は別の会社でも働いた事があったのに、
それを明記していない・・・などは面接では分かりようがないので、そういう嘘を
暴くには調査をしなければならないんですね。
ただ、多くの企業はその企業で必要な業務経験や内容は面接で分かるので、
仮に職歴を多少省いていても、退職理由が人間関係であっても、わざわざ
法律を破ってまで調べるような事は滅多にしません。

その代り、役員を採用するなどの場合は、採用後にその人物の素行などに
問題があると、社会現象などにもなり兼ねませんので、そう言う場合は
本人に同意を取るか、興信所を使って内緒で調べる事もあります。
（例えば、日産のカル○ス・ゴーン氏が元性犯罪者だったりしたら大スキャンダルで
会社の株価にも影響しかねませんよね。）

Answer 2

個人情報保護法施行以前にはそのような事があったかと思いますが、現在、前職場に対して「勤務態度」のどを問い合わせるようなことはしていないと思います。
また、問い合わせをしたとしても、回答してくれるような会社もないのではないでしょうか。
※会社名を出さずに（知り合いや友人等の名乗って）、在籍していたかどうかの確認をするようなところは、ありますが。。。
（例）
応募先「山本と申しますが、営業の○○さん、お願いします。」
前職場「山本は先月、退職いたしましたが・・・。」
応募先「そうですか。ありがとうございます。」

Answer 3

以前、患者への傷害事件を起こした看護師が、別の病院に就職して同じような事件を起こしたことがありました。
彼女が再就職するにあたって、過去のことを隠していたためです。
世の中にはこのような事例がありますから、新しい職場が前の職場に照会する可能性がないとは言い切れません。