心理学の勉強について

Question

心理学の勉強について将来、心理カウンセラー（できれば子供・青年と関わるスクールカウンセラーなど）の資格を取りたいので
大学院に通うつもりです。今は全然関係ない専門分野で学士号の勉強していて、それを先に終わらせようと思っています。

そこで、心理学の勉強をするには（そしていずれ就職するには）以下のどの国が一番いいのでしょうか？
アメリカ、カナダ、日本のどれかを考えています。
どの国の心理学が一番進んでいて、どの国での就職が比較的良いのかとか
そういうことがまったくわからないので質問させていただきました。

大変無知で申し訳ないのですが、専門の方がいたらどうか教えてください。

Answer 1

まず、心理学の基礎知識をつけてください。
今は関係の無い専門分野にいらっしゃるとのことですが，やはり大学院に行く前にきちんとした心理学を学ぶことが必須です。大学院にも入学試験がありますし，それを突破する目的にも繋がります。そもそもある程度基礎知識がないと，大学院で置いてけぼりをくらいます。

さて，心理学が進んでいるのは欧米諸国になります。日本はかなり遅れていますね。きちんとした研究者は，自身の専攻する分野に関する欧米の研究を必ず参考・引用しています。また，今日本で使われている心理療法の殆どは欧米の心理学者，精神医学者が創設者です。(来談者中心療法しかり，認知療法しかり…。)
さらに，欧米は心理カウンセラーの地位が確立されています。日本とは比べようも無いぐらいきちんとした待遇です。ただし，やはり心理士に求められるレベルも非常に高いです。博士課程まで修了して，初めて“プロ”として認められると聞いたことがあります。

ただし，やはり言語の壁や文化の壁があります。また，大学院で初めて本格的に心理学に触れる，という立場ならばまず日本で学んでください。日本での就職率は非常に低く，できたとしても非常勤が殆どですが，欧米で学んでそれが身につくのはある程度基礎知識と経験がある人物だと思います。背伸びせず，日本の大学院に進学してください。

それからスクールカウンセラーは資格ではなく，学校でカウンセリング業務に携わる心理士の職名です。日本でスクールカウンセラーになるためには，臨床心理士を取得する必要があります。臨床心理士は，指定大学院と呼ばれる特定の大学院を修了した上で，資格試験を受験することで取得できる資格になります。