解決済み
防衛大学校の卒業者は航空学生にはなれません。 航空学生は主に高卒者から採用するパイロット(海上自衛隊では戦術航空士含む)候補者で、2年間の飛行の予備教育を受けた後、本格的な操縦技術教育等を受けます。 この2年間の予備的な教育を「航空学生」課程といいます。 防衛大学校及び一般大学(一般幹部候補生試験合格)卒業者がパイロットコースに進む場合は、三等空(海)尉任官後、海上自衛隊は幹部操縦基礎課程から、航空自衛隊は飛行準備課程から入り、航空学生の課程はオミットすることとなっています。 参考 ①航空学生は二等空(海)士で採用され、二年間の学生課程中に順次、空(海)士長まで昇任する。 ②航学卒業後は三等空(海)曹に昇任、飛行幹部候補生となり、採用後約6年で幹部に任官する。 ③防衛大学校学生は、卒業後に幹部候補生たる陸(海・空)曹長の階級を与えられます。この時点で同じ年齢で先に航空学生になっていた者より上位になるはずです。 航空学生は空(海)の士(兵隊のクラス)からスタートすることが特徴です。 飛行幹部候補生の三曹(下士官)から、二曹、一曹、曹長と順次階段を上り、幹部となる道です。防衛大はいきなり曹長になるので、防衛大卒は航空学生になれない理由がここのあります。 今の自衛隊はパイロットは幹部を充てるものとしています。 航空学生出身者もこの規定により幹部となりますが、あくまで「航空機操縦従事者としての幹部」であり、防衛大学校出身者はそれに加え、「部隊指揮官としての幹部」となることが相違点です。
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