解決済み
カウンセラーと臨床心理士について教えて下さい。 友人の代理質問です。 摂食障害を克服した20代半ばの女性が、自身の経験から摂食障害の方のカウンセリングをしたいと思っているようです。臨床心理士やカウンセラーなど心理系の資格や仕事があると思いますが、すでに20代半ばで高卒という状況があるので、どの道に進んだらいいのか迷っているようです。 臨床心理士の資格をとりたいようでしたが、時間と費用がかかるわりに厳しい現状があることを知って、迷っているようです。 彼女の場合、臨床心理士がいいのか、それともカウンセラーのような別の資格の取得がいいのか、アドバイスをお願いします。 私自身の話ではないため、勉強不足での質問であることは十分承知ですが、参考にしたいので宜しくお願いします。
彼女は臨床心理士ではなく民間の資格の取得も考えているようです。 また、ゆくゆくは医療機関というより、個人で独立して仕事をしたいと思っているようです。 以上をふまえて、やはり臨床心理士が1番近いでしょうか?
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勘違いがあるようですね。カウンセラーは仕事で、臨床心理士は資格です。 病院などで求められるカウンセラーに応募するためには、臨床心理士の資格が必要ですよ。 カウンセリングは簡単に出来るものではなく、専門的な知識が必要です。カウンセラーとして働くなら、大学、大学院に進学し資格試験に受かり臨床心理士になることです。 カウンセリングではなく、自分の経験を話すだけなら出来ると思います。ボランティアが出来るところを主治医に相談するなどして、探しましょう。 補足へ 開業したいならすぐに出来るでしょう。取りたければ通信で簡単に取れる資格を取ってもいいです。しかし通信は大学など違い、ちゃんとした理論に基づいていないのもありますよ。 そして専門的な知識や訓練を受けていないカウンセラーは、本人もクライアントも不幸にする危険性があることを認識してください。 例えば摂食障害で悩むA子さんがカウンセリングルームにやってきたとします。あなたの友人は、自分の克服した経験を元にアドバイスするでしょう。しかし摂食障害になる理由は様々です。 A子さんは内科的な病気になってる。それが原因で摂食障害になっているのかもしれない。 またはA子さんは対人関係を作りにくい障害があり、ストレスで摂食障害になっているのかもしれない。 他にも原因は考えられます。 早い治療が必要だったのに、あなたの友達のアドバイスを聞き続けた結果、病院にかからずに深刻な事態になるかもしれません。知識があり、見抜けたら早めに対処出来ますよね。 ちなみに臨床心理士も民間資格です。
なるほど:1
既に必要な情報が出ているので、BAは先の回答者の方にお願いいたします。 まず、臨床心理士と言う資格が民間ながらも推奨されるのは、ある一定の学識と技能が(教育水準などによって)保証されている(とみなされる)からです。基本的に指定大学院と呼ばれる…まあ臨床心理士育成大学院があるのですが、ここを出ることで臨床心理士資格試験の受験資格が得られます。 ただし、殆どの方は学部から心理学を学んでいます。心理学の分野は多岐にわたっており、臨床に必要な心理学も実は結構幅が広いのです。それに加えて精神医学、リラクセーション技法、カウンセリング、心理療法、心理査定法など…様々なものを学ぶことで臨床心理士としての基礎が出来上がっていくのです。 さて、では何故その他の民間資格(以後、臨床心理士と民間資格、と表現を分けます)がだめなのか。勿論きちんとしたカリキュラム(それこそ大学院レベル)があって、きちんとした認定制度(臨床心理士レベル)があればいいのです。しかし短期間である程度実感できるものを与えるとなると、知識も技能も偏ります。実際カウンセリングの真似事にも満たないような技能で資格を与えるNPO法人もあるようです。 それから、おそらくここが臨床心理士と民間資格の一番大きな違いだと思うのですが、民間資格の殆どは講習の段階で心理査定法、検査法を行いません。これはクライアントの心理状態を知り、今後の治療方針を検討する上で重要な要素であり臨床心理士に求められる技能なのですが、民間の講習では心理療法などに絞られるあまり、査定を重視していない傾向が見受けられます。 つまり民間資格は、知識も技能も未熟なまま、挙句必要とされるスキルを取りこぼした上で資格認定をしてしまうのです。 まだ続けます。 日本では「自分も病んでいたから」という理由でカウンセラーを志す人が多いのですが、これは欧米ではナンセンスです。自らの精神状態が不安定で、自我も未熟なままクライアントの支援など出来ません(たとえ寛解に至っていたとしても、です)。これは曖昧な感情論の話ではなく、臨床心理学的な話です。 「ここは日本だ!」という本末転倒な指摘はいりません。悪いことは言わないのでそのお友達を止めてください。その方が開業したとき、訪れるクライアントが不幸です。
なるほど:1
臨床心理士です。 正直、それだとそのご友人の将来が心配ですのでかなり厳しいことを書かせていただきます。 まず、臨床心理士も民間の資格です。 カウンセラー系の資格には今のところ国家資格は存在しません。 また法律等もないので、誰でも名乗れば今からカウンセラーになれます。 しかし現実問題としてただ名乗っただけでは仕事として成立しませんよね。 きちんとした資格がなければ。 日本ではきちんとした唯一の資格が臨床心理士とされています(自分で言うのもおかしいですが)。 カウンセラー系の資格は乱立状態にあります。 そして臨床心理士以外のほとんどがテキストで少し学ぶ程度の資格です。 正直、それだとカウンセラーは無理です。 カウンセラー系の仕事な臨床心理士を条件としている求人がほとんどです。 つまりカウンセラーには最低でも大学院+多少の経験があるレベルが求められていると言うこと(臨床心理士は在学中には受験できませんので、在学中の実習以外にも少しは経験があることになります。)。 ですので他の資格では例え開業したとしても仕事として長続きはしないでしょう。 さらに厳しいことを言えば大学院できちんと勉強すれば開業がいかに甘い考えかがわかるかと思います。 大学院で学ぶのさえカウンセラーにとっては基礎の基礎のみ。 とてもじゃないけれど開業は考えられません。 開業するのは経験を積まれたかなりのベテランかよっぽど自分がわかっていない無謀者かのどちらかです。 なのに臨床心理士以外の資格で少し勉強しただけでカウンセラーとして働きゆくゆくは開業… 考えただけでも怖いです。 ただでさえトラブルの起きやすい世界です。 きちんとした知識がないままカウンセラーになると後々どのようなことが起こるかわかりません。 きっちり勉強されたほうがいいかと思います。
なるほど:2
インターネット党だと情報が多すぎて、御調べするのが大変ですが 以前読んだ「心理カウンセラーになるには」という本がありますので そちらをオススメしてみるとよいと思います。 ここには、どういう種類のお仕事があり どういう過程でどんな資格をとると どういうお仕事が どこでできるか、など詳しく またわかりやすく書かれていますよ。 お値段は1300円くらいの本です。
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