ドイツで日本語教師になるにはどうしたら良いですか？ 高校のときからドイツに住むことが夢で、大学は文学部に入ろう…

Question

ドイツで日本語教師になるにはどうしたら良いですか？

高校のときからドイツに住むことが夢で、大学は文学部に入ろうと思っていました。
しかし事情により経済学部経済学科に在籍しています。

なので独学で勉強しなければなりません。
やはり難しいでしょうか？

また、どのような勉強をすればいいですか？
ドイツ語入門の本を買って少しずつながらも進めています。
日本語は尊敬語や謙譲語などを中心に勉強すべきでしょうか？

どうしたらいいのかわかりません。

一度諦めた夢ですがどうしても諦めきれませんでした。

Answer 1

まず、欧米では日本語教師の需要が少ないです。
過去十年でヨーロッパから日本の業界団体向けの求人広告で見かけたのは、ドイツの大学とフランスのコミュニティカレッジ、ルーマニアの語学学校ぐらいのものです。

ちなみに確かドイツの求人はボン大学の教授職だったかなと。日本語学関係の博士号取得者で、研究者としても論文を多数発表しているなどの実績が要求されていました。

ですから、チャンスはゼロではないけれども、かなり狭き門だということはお分かりいただけるかと思います。

一般的に「日本語教師の資格」言われているものがありますが、それは日本語教育振興協会（日振協）が定めている資格で、日本国内の大半の日本語学校では下記のいずれかの条件を満たさないと応募できません。海外の日本語学校では採用基準は各学校で決められますが、日振協の資格を採用条件にしている学校も多いです。日本語教師になりたいのであれば、まずは日本語学校の日本語教師養成講座を受講する、または日本語教育関係の修士課程に進学するということも考えられるでしょう。

しかし、海外で働くためにはビザの問題があります。資格以外に学歴や職歴（日本語教師の場合は教師歴）などが必要となるケースも多いです。現在欧米で教えている日本語教師の多くは大学レベルの教育機関では修士号、博士号を取得した方が多く、民間日本語学校で働いている方は、現地人、あるいは現地駐在員と結婚していて配偶者ビザで働いている方が多いようです。

資格を取得し、数年経験を積んだとしても、求人がなければ働きようがありません。
日本語教師になりたいのが目的であれば需要の多い日本国内、アジア圏以外は就職は困難です。
ドイツに住むのが目的であれば日本語教師を手段にするのは、最初に述べたように求人が少ないので不向きでしょう。ビザを発給するつもりなら、日本語教育学会など日本の日本語教師のコミュニティに求人を出すのが一般的です。それがほとんど見当たらないということは、就労ビザが下りる日本語教師のしごとはほとんどないということを意味しています。

どうしてもドイツで日本語教師という場合は自ら学校を設立して、投資ビザを取得して経営するというのも考えられます。あとはドイツ人と結婚するとかですね。これはまた別の問題が絡んできますが。国によってはその国の大学を卒業した外国人留学生には就職の際に就労ビザを免除するような扱いをしてくれるところもあります。わたしはドイツの大学事情、までは存じ上げないので、その点を調べるのも手でしょう。とにかく外国人が海外で働くためには何らかの「専門技術、知識」がある人材でないと就労ビザが下りないということだけは考えておいてください。ドイツでの外国人向け求人情報を探すのも手でしょう。それを見ればドイツでの外国人人材の需要がわかるでしょうし。

まずは下記のようなサイトで日本語教師についての基本的情報や求人情報が手に入りますので、ご覧になると参考になるかなとおもいます。

http://www.alc.co.jp/jpn/index.html
http://nihongo-online.jp/net/

Answer 2

日本語にせよドイツ語にせよ、入門や独学レベルではナンともなりません。在学中に日本語教育系やドイツ語学系の大学院に入る準備を進めて、大学院で修士を取ったらドイツに留学して、博士号を取れば、あとは本人の努力とコネのつくり方次第で日本語教員の道も開けるでしょう。ですから、まずはドイツ語を徹底的に鍛えて、卒業までにドイツ語専攻の学生レベルまで追いつかないと話になりません。

Answer 3

日本語教師の勉強はもちろんですが、教職の免許を取っておくといいでしょう。
知り合いで大学で日本語教師をしている人を知っていますが、
どちらにしても語学力とコネの力が大きいです。
大学生なのであれば、その大学に留学制度などはないのですか？
ドイツ関係の教授や、ドイツでそういった方と仲良くなっておけば、この先紹介してもらえる可能性もあります。

ただもちろん他の方も書かれている通り、狭き門なので相当な努力も必要でしょうけど。
最終的には正直実力よりもチャンスの方が大事でしょう。