土木業界と海外（発展途上国）について、、、 某大学、土工学科に進学希望の高三男子です。

Question

土木業界と海外（発展途上国）について、、、

某大学、土工学科に進学希望の高三男子です。

将来、発展途上国の開発（発電所や水道など）に携わる仕事をしたいのですが、、、

そういった仕事はどのようにしたらなれるのですか？
また関連する書籍などありましたら教えて頂けると幸いですm(__)m

補足

理系進学を考えています。

Answer 1

１．専門家かどうか
最初に発展途上国の開発に携わるには理科系じゃないといけないということはありません。
文科系であっても関係する組織に属すれば携わることができます。
例えば、円借款を行う旧国際協力銀行（現在は国際協力機構に統合）の職員になるには文科系の方がいいかもしれません。
質問者さんは発電所、水道（分野としては違うとおもいますが）とある程度絞っているので専門家希望（理系希望）だと思いますが文科系学部でも道がないわけではないことに注意してください。
（日本の社会は文科系のトップが圧倒的に多いことに注意してください。）

２．官か民か
政府系の職業か民間企業かの選択です。
専門職であっても選択があります。
発展途上国の開発に誰がお金を出すのか考えてください。
発展途上国独自にお金を出す場合、政府開発援助（ＯＤＡ）による場合があります。
政府開発援助で考える場合にお金を出すのは政府です。
政府→主管官庁：外務省、技術官庁：国土交通省、経済産業省、厚生省？、実施主体：国際協力機構（ＪＩＣＡ）
民間→受注企業：コンサルタント企業
あと、民間企業の場合はプラントの輸出などをしている企業、商社などがあると思います。
民間企業を探す場合は円借款、無償資金協力の受注企業に就職することだと思います。

私は国際協力を志望して、技術官庁に就職しました。
海外希望でしたが最初の10年間は国内業務ばかりでした。
周囲の人は海外赴任に否定的でしたが、しつこく希望を出していたらば国際業務につくことができ、今では１／４以上が海外関連業務になりました。

３．分野
土木は実はいろんな分野がありますよね。道路系、河川系、運輸系、農業系、鉄道系？水道はどこの所管でしょう？発電も水力、火力、原子力など多岐に亘り土木の範疇に入りきるのか判りません。
質問者さんは土木と言っていますが、ほんとうに土木でいいのですか？
得意教科が物理系であるというのであれば判りますが、再確認した方がよろしいかと思います。

４．その他
外務省の経済協力、国際協力機構のＨＰなどを参考にされるとよろしいかと思います。
また、大学を見るときに①就職先に海外業務を行っている企業・官庁があるか、②海外に行っている教官がいるのかを見るといいかもしれません。
私は学生時代に①ある教科は夏の集中講義しかなくその他に時期にはその教官はケニアに指導に行っていた、②指導教官はアジア工科大学に教官として派遣されていた、③ある教官はＪＩＣＡ調査団に度々参加していた、など情報が入っていてアドヴァイスを受けられる状況でした。
大学によって異なると思います。

Answer 2

公共工事が削減されるなか、ゼネコンは、大手、準大手を問わず海外市場参入には積極的です。現在大きな海外赤字工事を抱え、一時的に海外工事を抑えている会社もありますが、基本姿勢は海外に積極的です。
また、所謂、ゼネコン以外でも、プラント会社（エンジニアリング会社）もかなり海外工事に携わっています。
また最近の話題でですが、高速道路会社5社（ＮＥＸＣ、首都高、阪神高速）が出資し、日本高速道路インターナショナルと言う会社を立ち上げ、海外道路工の運営も含めた一括受注を目指しています。
ようは、海外工事については、建設事業関連各社は積極的ということです。
で、書籍は思いつきませんが、少なくとも語学はある程度のレベルを求められますので、勉強しておいてください。ＴＯＥＣ600位は普通に欲しいですね。