公認会計士の試験制度は変更されるのでしょうか？

Question

公認会計士の試験制度は変更されるのでしょうか？公認会計士を目指そうか迷っている大学生です

現行の試験制度では短答式試験は年に二回行われていますが、再び年一回に戻されるかもしれないというニュースを何回か目にしました。これから目指そうか迷っている者にとっては、半年に一回チャンスがあるのと一年に一回チャンスがあるのとでは、かなり大きな問題です。この制度変更の審議の結果はもう発表されたのですか？

この問題に詳しいという方、回答していただけたらありがたいです。。

Answer 1

発表されています。
公認会計士法を改正する法律案は、一旦、廃案になりました。
つまり当面変更はありません。
http://www.hp.jicpa.or.jp/specialized_field/post_1515.html

今、TACで配っている冊子（無料）が、ちょうどその特集でしたよ。
たぶん今月いっぱいは、その冊子が置いてあると思います。
下記のイベントに来る衆議院議員との質疑応答が特集記事になっていました。
http://www.value-press.com/pressrelease.php?article_id=78141

勘違いされているかもしれませんが、
現状よりも資格をとりやすい制度にする法案だったんですよ。
他の条件をかなり緩和する代わりに、試験回数だけは減らそうという法案でした。

現状は、2次試験である論文試験に合格しても、
就職できるのが半分ちょっと、
就職できても修了試験に合格するのが7割弱です。
一方、論文式試験合格後に職務経験を積み、
かつ修了試験に合格しないと会計士資格はもらえません。

つまり、単純計算すると論文式試験を受かっても、
さらに、その35%しか資格がとれないんです。
10%程度しか合格率のない論文式試験を受かっても、
半数は就職先すらなく、当然、資格もとれないという
現状を改善するための法案だったんです。

未就職者が１０００人超＝公認会計士試験合格者（時事通信）
http://d.hatena.ne.jp/yukoku3339333/20110310/1299752652

平成22年度修了考査の合格発表について(平成23年5月16日)
http://ja.jicpa.or.jp/examination/syuryokousa22-4.html