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医師になるまで、なってからの流れを教えて下さい。 私の知識では、医学部入学、6年間在学、医師国家試験合格。これで医…

医師になるまで、なってからの流れを教えて下さい。 私の知識では、医学部入学、6年間在学、医師国家試験合格。これで医師ですよね?ここから先があやふやなのですが、研修医として、スーパーローテーション2年間、大学院生となり博士号取得?とか、医局入局とか、よくわかりません。ざっくり教えて下さい。

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回答(2件)

  • ベストアンサー

    医学部を卒業して、医師国家試験に合格すると、最初の2年間は「必修研修」を「研修指定病院」で行います。この際に「内科」や「外科」などの「おおざっぱな専門」を選んで研修病院でトレーニングを受けます(現代の医師の多くが「内科」の医者ではなく、「内科の中の、心臓を専門にする、循環器内科」のように「大変細かい専門」をもっています。ですが、研修を始めるときは「細かい専門」ではなく「大雑把」な専門で始めます) この際に「内科」の研修を選んでも、内科の中の「細かい専門」である、呼吸器科、循環器科、消化器科、、、、等々を2-3ヶ月ごとにローテーションして、「それぞれの専門医」から「指導」を受けます。この際、「内科」の枠を超えて、「小児科」「産婦人科」「外科」「麻酔科」なども「勉強」するので、スーパー・ローテーションと呼ばれます。 2年の研修を終えると、晴れて「一人前の医者」になりますが、上記のように「細切れ」で「いろいろな専門」を回っただけなので「広く・浅い」知識・技術しかなく、多くの医者が「まだまだ半人前」「自分をプロとは呼べない」と感じて「専門研修」を希望して「後期研修医」に応募します。 この際「研修医」ではなく「大学院」に応募する人もいます。 「大学院」は本来「研究」をして、「試験管を使って、がん細胞やネズミを使って実験」をして、「英語の世界に通用する論文」を書くのが「目的」ですが、、、、多くの人が「研究は責任が無くて楽だから、、、」「バイトする時間がたくさん有るから、、、」「大学から大学院に行けと言われてから、、、」等々の「研究への熱意」とは違う理由で「ショボイ論文で、適当に博士号を取ることを目標にする」熱意の極めて低い人たちも多いです、、、。大学院で「論文」が出来ると、「博士号」が「大学」から「認定され」て、もらえます。そうすると「博士」と認定されます。博士を取ると、病院での昇進が(少し)早くなったり、海外留学の「声」がかかったりします。 研修医には「後期研修」等を終えた「本当に一人前」になってからの「就職先」の問題があります。多くの場合、「研修を終えた研修医」には「コネ」も「実力」も大したものが無いので、「大した就職先」はありません。しかし、またまだ「将来に希望」を持っている「若者」は、「良い病院」「人に後ろ指を差されない病院」に就職を希望します。ですが、そういった病院はおいそれとは転がっていません。そのため、「良い病院」を紹介する能力のある「大学病院」の「専門科」に、「私を所属させてください」とお願いに行きます。この際に、多くが「出身大学」にお願いに行きます。(あるいは「研修先の指導をしてくれて先生」の「出身大学」に「その先生の紹介状をもらって」頼みに行きます。) これが「入局」です。(各大学の「専門科」を「医局」と呼びます) こうすることで「就職先の心配」をしなくて済みます。ただし、医局は「xx病院に行きなさい」と「強制権」を発動します。こういう時に「ダメダメな誰も行きたくない病院」だと、それぞれが「親が病気だ」「もうすぐ結婚するので、今は転勤は無理」「子供がやっと友達が出来たので、転校は無理」と「ありとあらゆる言い訳」をひねり出して、「言い訳の出来ない、トロイ奴」にそういう病院を押し付けます、、、(笑)。そして、良い病院が回ってくるのをじっと待ちます。あるいは3-4年づつ「いろいろな病院」を回って、気に入った病院に腰を落ち着けます。(ちなみに「大学院」も各大学病院の各専門科に所属するので、「大学院に入る」ことも「入局」です。大学院卒業・中退後の「就職先」も「医局」が面倒を見てくれます)

    なるほど:11

  • 日本では医師(医者)として患者を診療するには、医師免許が必要です。病院や診療所で医師として働くには、この医師免許を取得しなければなりません。 そして医師免許を取得するには、国が認可した医学部・医科大学を卒業している事が前提条件となります。弁護士は別に法学部を卒業してなくともなれますが、医者は絶対に医学部卒業生でないとなることは出来ません。 医者になるには、医学部を卒業して、医師国家試験を受験します。この試験に合格すると、その後2年間の卒後臨床研修(卒後研修)を受けます。卒後臨床研修とは、平たく言えば「研修医」として病院で勤務する事です。いわば医者の見習い期間ということです。 アメリカなどでは早くから研修医制度は必修化していましたが、日本でもようやく2004年度から研修医として働く事が法律で義務付けられる事になりました。ちなみに研修医は別名ジュニア・レジデントとも呼ばれます。 そしてこの卒後臨床研修の期間中に、自分の進みたい診療科(内科・外科・小児科など)を正式に決めます。意外かもしれませんが、医学部在学中には自分の専門とする分野を決めてしまわず、全ての分野の医学をひと通り学びます。そしてある程度希望を絞り込んで専攻を決め、その分野で研修医として働きながら自分の適正を判断した後、最終的に診療科を決めるのです。 【 図説 : 医者になるまでの道のり 】 1. 医学部受験に合格する 超難関の医学部受験。医者を目指す者にとっての最初の試練 ▼ 2. 医学部(全6年制)を無事卒業する 実は受験よりも、入ってからの勉強の方が大変!留年する者も多い ▼ 3. 医師国家試験に合格する 試験は毎年3月、医学部の卒業試験後になる 内容は難しいものの、合格枠が大きいので9割近くの卒業生は合格する ▼ 4. 2年間の卒後臨床研修を全うする 肉体的・精神的・そして金銭的にも、医者の最も厳しい期間と言われる この間に自分の専門とする診療科を決める ▼ 5. 正式な医師となる ここまできてようやく一人前の医者と認められる 余談ですが、手塚治虫氏原作の「ブラックジャック」のような無免許医師は、所詮マンガだけの世界であり、実在する事はまずありえません。無免許医師がいれば、きっと医師会から抹殺される事でしょう・・・。

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    なるほど:2

    ID非表示さん

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