作業療法実習生です。片麻痺患者の座位が自立してない原因を教えてください。

Question

作業療法実習生です。片麻痺患者の座位が自立してない原因を教えてください。左利きの右片麻痺患者さんが座位が自立しておらず、その理由を考えています。
行った評価は以下ですが、指導教官から、座位の評価として重

要なものが欠けていると言われています。
（高次脳機能障害の影響は考えなくていいと教官から言われています。）

行った評価として
・ROM
・MMT（体幹、股関節の筋力）
・感覚検査（表在、深部）
・平衡感覚
・立ち直り反応
・背骨の弯曲
・筋緊張の異常
・ブルンストロームステージ
です。

他に必要なものとして考えたのは、
・アライメント（肩峰、上前腸骨棘など）
・周囲径（大腿部）
・基底面（評価方法がわかりません）
です。

患者さんの状態をざっと書くと、
・頚部やや左へ回旋、体幹やや左へ回旋、骨盤後傾、
・深部感覚は右下肢が中等度鈍麻
・ROM（両股関節屈曲110度、側屈左右20度）
・MMT（体幹の屈曲、伸展それぞれ１）
・筋緊張（脊柱起立筋亢進、体幹屈曲筋は正常、両下肢内転筋が亢進）
・ブルンストロームステージ（上肢Ⅳ、手指Ⅵ、下肢Ⅳ）
です。

考えが行き詰っています。
考えるヒントでも何でも構いませんので早急に教えていただけないでしょうか。
なにとぞよろしくお願いいたします。

Answer 1

片麻痺の方の座位が自立していないということは見守りが必要ということですか？

端座位時にどちらの方向にバランスを崩すのか、手を伸ばしたりなど動いた際にバランスを崩すのかの評価も必要です。

端座位姿勢の評価はしましたか？

座位保持は基本的には体幹機能によって決まってきますので、骨盤が後傾しているということは下部体幹筋（腹筋）の筋緊張が低いことが考えられます。

座位アライメントはみましたか？脊柱の生理的カーブはどうですか？

骨盤後傾しているということは腰椎の前湾が減少、後湾している可能性があります。

側湾などはありませんか？

そのあたりを中心にみてみてはどうかと思います。