現在大学院で建築(構造系研究室)を専攻しています。 あります。「構造設計1級建築士」のことです。これに加え「設備設計1級建築士」というものがあります。 ここでは「構造設計1級建築士」について回答します。 以前までは1級建築士であればどんな規模の建物の構造設計を行うこともできました。しかし、現在建築の設計は分業制がとられており、意匠設計・構造設計・環境設備設計の3つに大きく分けることができます。これは卒業論文や大学院でどの分野について研究したかにより、どの設計者になるかが決まることが多いです。1級建築士はどの設計者であっても必要なため、以前までは意匠設計者で、例えやり方を知らなかったとしても他の人にやってもらったものに対して自分がやったというはんこを押すこともできたわけですね。そこで耐震強度偽装問題(姉歯事件)を契機として、より上級の資格を設けようということで資格が新設されたわけです。これにより一定規模以上の建物は構造設計1級建築士でないと設計できなくなりました(それ以下の規模であれば1級建築士でもできます)。 一定規模以上の建物とは具体的に言うと ・木造の建築物で、高さが13mまたは軒の高さが9mを超えるもの ・鉄骨造の建築物で、地階を除く階数が4以上のもの ・鉄筋コンクリート造または鉄骨鉄筋コンクリート造の建築物で、高さが20mを超えるもの ・その他政令で定めるもの ということになります。 よってちょっとしたオフィスビルを設計しようと思ったら、必須の資格と言えますね。今後は構造設計者としては必須の資格になるでしょう。
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