最近、職業訓練で2年コースの保育士養成講座や介護福祉士の養成講座が行われていますが、これらは、もともと保育士等養成を行っている短大や専門学校に委託して、本科生(授業料を払って正規の学生として学んでいる人)と全く同様のカリキュラムで実施しているものです。 従って、訓練修了後は、短大・専門学校卒業と同じ資格が取得できます。 要するに、保育士養成講座の場合、実務経験も国家試験合格も不要で、修了出来さえすれば保育士資格が取得できてしまうというものです。 本科生が200万円以上の学費を払って取得出来るのと同じ勉強がほぼただで受けられ、あまつさえ、訓練・生活支援給付金の支給要件に該当しますと、1月当たり10万円ないし12万円の給付金ももらえてしまうことになります。 10万円としますと24か月で240万円の収入、おまけにほぼ同額の学費支出がないわけですから、本科生に比べてプラスマイナス500万円近くもお得、というおいしすぎる制度です。 ただひとつだけマイナスポイントなのは、中身は同じと言えども、形式的には学校教育法上の短大・専門学校卒業ではないので、「学歴」は高卒のままだ、ということだけです。
ひとつだけ。委託訓練校の本科生が卒業までに取得出来る全ての資格が取れない場合があります。保育士と幼稚園教諭2種が取れる学校でも訓練生は保育士だけなど。両方取得出来る場合もありますので気にされるようでしたら先に確認されると良いと思います。
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