実験動物技術師とは主にどのような仕事をするんですか？ また投薬した動物が死んだ場合、 死因などを調べるのは実験動物技…

Question

実験動物技術師とは主にどのような仕事をするんですか？
また投薬した動物が死んだ場合、
死因などを調べるのは実験動物技術師の仕事なんですか？
よく動物実験はむごい、と聞くのですが本当なんですか？教えてください。

Answer 1

一般的な動物実験を全般にわたって行います。

実験動物技術師の場合は、「生きた動物の取り扱いに関する専門技能」を認定するものですから、「死んだ後」の分析については、守備範囲が狭いかもしれません。

一言で「死因を調べる」といっても、方法は様々です。

実験動物技術師の主な守備範囲は
「血液を採取する」
「上手に迅速に解剖し、臓器の変色や出血傾向などを記録する」
「臓器を適切に採取し、後の分析に利用できるよう適切な処置をほどこす」

この辺までは、まず実験動物技術師がやります。

その後の「分析」については、務めている会社によってまちまちで、「生化学的な分析」や「組織切片の作成」などは、別の担当者が行う分業も珍しくありません。

＞動物実験はむごい、と聞くのですが本当なんですか？

命をいただくことを「むごい」と表現するのならば、「むごい」のかもしれません。しかし、意味もなく苦痛を与えたり、根拠の無い動物実験を行うことは、許されていません。特に、企業がグローバルする中で、世界に向けて商品を売りたい場合には、たとえ日本国内には、法的規制がなくても、「一番厳しいEUの基準」に、従って、動物実験を計画することが必要です。商品を開発するために、必要最小限の範囲で行っている実験ですから、企業活動における動物実験は、非常にスマートです。