「民営化」すればもちろん働くのは民間の方になります。 今までそこに居た職員は民営化されていない別の施設に移るか職種を変更 されて別の仕事をすることになります。(クビになるわけではありません) 通常減員分は退職者の不補充で対応します。 給食センターなどではほとんどの所で正規職員は採用中止になっており、パ ートの割合が高くなっているので問題なく吸収できます。 要は市が用意した施設や設備を利用して仕様に基づいて市と委託契約を結 んで今まで公務員がやっていた仕事を任されるといったイメージです。 安い委託料で依頼できなければ市が「民営化」するメリットはありませんし、受託 する企業も利益が出なければ受けられませんから必要最低限の時間だけ最低 限の賃金で人を雇用し、効率化を図って利益を確保する必要が生じます。 民営化すれば確かに安い委託料で税金は節約できるでしょう。 しかし、私はそこで働いている人の事をもっと考える必要があると思います。 安い委託料から更に経営者がピンはねするんですから、残りでは到底一人前 の給料にはなりません。一家を支えるような仕事とはとても言えないでしょう。 給食センターのような職場は肉体労働ですし、夏場でも火を使いますから 実はそれほど楽な仕事ではありません。 市とピンはね事業主にはメリットがありますが、そこで働く人には厳しい現実 が待ち構えています。結局「官製ワーキングプア」が生まれるだけの事ではないで しょうか? 私は安定した立場の「正社員」を増やす事こそ今必要だと考えますが・・・・。 正社員を不安定なパートに置き換えて目先の人件費を抑制する事が本当に 正しいのか疑問です。 経済的に自立できない不安定な人間が増えれば消費は絶対に増えないからです。 民間企業のみならず、公的機関までもが人件費を削減して利益に付け替えている 現状こそが現在の底なしのデフレや社会の閉塞、引いては税収減少、福祉経費の 増大に直結しているとは思いませんか?
なるほど:1
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