地方公務員の「最終合格」と「採用」の違い

Question

地方公務員の「最終合格」と「採用」の違い大学4回生です。
この度、第一志望だった市役所から内定を頂き、来年度からお世話になろうと考えています。

そこで質問なのですが、ネット上では「最終合格」と「採用」は違う、という文面がよく見られます。
地方公務員法などの法律が絡んでいることや、何がどう違うのかは理解できているのですが、
私の元に市役所から送られてきた書類には、

「職員採用の内定について」、続いて「あなたを職員に採用と内定いたしました」

と書いてあります。これはこちらが承諾すれば来年度から正式に採用されると考えてよろしいでしょうか？

実はもう1つ、民間企業からも内定を頂いており、返事を待っていただいている状況です。
その民間企業の内定は辞退させていただこうと考えているのですが、民間企業辞退後に市役所にも採用されなかったら、と妙に不安になってしまいます(市役所が第一志望なので余計に…)。

回答よろしくお願いします。

Answer 1

長々と語っても無意味かと思いますので、質問にだけ答えますね。
あなたの場合は99％大丈夫です。
民間の方はできるだけ早く辞退しましょう。礼儀として。

ちなみにあなたのおっしゃる通り、地方公務員においても「合格」と「採用」は厳密には別です。
ただし、実際問題として「合格」≒「採用」です。
民間の内定を切られる確率の方がよっぽど高いです。

Answer 2

私は国家公務員です。

この質問に答えるにあたって確認ですが、
地方公務員についても「『最終合格』と『採用』は違う」などと
書かれていましたか？

地方公務員の場合は、最終合格すれば、ほぼ採用されるはずです。
特に貴方の場合は、「あなたを職員に採用と内定いたしました」という通知
を受けていますから、来年の４月１日付けで確実に採用されます
（あなたが辞退しない限り）。
心配しなくても大丈夫です、

質問で言われる「『最終合格』と『採用』は違う」というのは
国家公務員の場合で、これは以下に説明するとおりです。

ご存じのように国家公務員の場合は、全省庁一斉に試験をします。
（裁判所事務官、国税専門官や労働基準監督官など、
省庁独自の採用試験もありますが、）いわゆる
「国家公務員Ⅰ種・Ⅱ種・Ⅲ種」試験に合格したあと、
ここから総務省、法務省、外務省～と分かれていくわけで、
試験に合格しただけではどの省庁に入省できるかわかりません。

だから、「国家公務員Ⅰ種・Ⅱ種・Ⅲ種」試験の最終合格
ということは、あくまで人事院の有する採用予定者名簿に掲載される
という意味でしかないのです。
（合格したあと、各省庁への就職活動が必要です）
これが「『最終合格』と『採用』は違う」という意味です。
（国家公務員の場合だけに該当するって分かりますよね？）

これに対し、地方公務員の場合は（県庁にしても市役所にしても）
その地方公共団体独自で試験を行っていますから、
合格すれば採用先は当該地方公共団体しかありえませんから
間違いなく採用されるはずです。

Answer 3

地方公務員の採用までの流れは簡単に言いますと

試験合格→最終合格者名簿登載→採用面接→内定通知→内定応諾（内定決定）

のようになっております。普通の自治体はまず、試験合格後に「最終合格者名簿登載のお知らせ」が届き、その後、採用面接で任命権者（一応、知事や市長ですが、副知事などの場合もあり）との採用面接が行われます。ほとんどの場合が、この採用面接は顔合わせのような形式的なものです。あなたが採用面接を済ませたかはわかりませんが、あなたの書類に「内定いたしました」とある以上、「内定通知」にあたると思いますので、あなたが内定応諾すれば、もう来年４月からの採用は９９．９％間違いないです。（新聞沙汰の不祥事でも起こさない限りはね。）その時点で採用を取りやめますと、近年問題になっている「内定取り消し」になり、大問題となります。よって、自治体が消滅でもしない限り、ありえません。この場合の取り消しは訴訟にまで発展します。安心してください。

最終合格≠内定はその通りです。地方自治法か何かの法律で間違いなく規定されていますし、過去の判例にも「地方自治体の最終合格は内定ではない」とあります。実際、試験合格者は辞退を見込んで少し多めに出すことが多いので、もし辞退者が予想よりはるかに少なかった場合などは、採用面接に呼ばれなかったり、採用面接で落とされたりすることも、ごく稀にあるようです。しかし、ある程度の大きさの自治体になると、辞退者が出なくても、全員採用します。よって、実質的には最終合格＝内定の自治体がほとんどです。

合格おめでとうございます。私も来年から公務員です。少しでも良い世の中にできるようにがんばりましょう。