元陸上自衛官です。 「普通に」の基準がわかりませんが、まったく取ることができないということはありません。 また、職種によっても大きな差があると思います。 私が在職していた航空科は夜勤ありのシフト勤務でしたので取得には制限がありました。 1ヶ月前から先任が四苦八苦しながら勤務表を作成するのです。 限られた人数でシフトを回すので、忌引き以外の休暇は1ヶ月以上前に申請して承認を得なければだめでした。 それでも、人数の兼ね合いや経験隊員のバランスなどで却下されることも度々、ですので年次休暇はいつも繰り越しでしたし、MAXの保有日数を超えた分については自動消滅になっていました。 年次休暇消化の前に代休がたまりますので、そちらを消化するほうが先でした。 夏季にリフレッシュウイークという名目で方面隊より通達がきたりします。 そのような時に、一人平均5~10日間の年次休暇が消化できます。 それでも、問題はありました。 確かに、自衛官は公務員です。待遇も表向きは公務員同様です。 しかし、自衛官というのは特殊な職業ですのでこれに完全にあてはめる事はできません。 勤務時間に定時という概念は基本的にありません。他の官庁に習って8時~17時としているだけで、自衛官は24時間365日が勤務となっています。 そうですよね、有事は定時に訪れるとは言い切れませんから。 もちろん、有事はあってはならないことですが、現実的に自衛隊は”災害派遣”という実働任務を背負っていますのでこの24時間365日勤務が基本になります。 休暇中も同じです。 今は携帯電話という首輪が存在するので簡単ですが、当時は休暇申請ひとつにしろ、こと細かく時間や移動方法、滞在地、連絡方法、連絡責任者などを記載しなければなりませんでした。また、指定地域外へ出ることも階級によって駐屯地指令、方面総監、師団長などにあらかじめ報告許可を取らなければなりません。 そしてひとたび”災害”などが発生すると、休暇中の有無に関係なく召集がかかり部隊に呼び戻されます。 ですので、年次休暇(有給)取得は他の官庁と比べて簡単とは言い切れないような気がします。 もちろん、私の所属していた部隊でのことです。 他の科や幕の方の意見も参考にしてください。
なるほど:3
有給休暇を自衛隊では年次休暇って言います。 陸の話ですが連隊とか規模の大きい所は知りませんが、独立大隊みたいに人数少ないところは年次休暇はまず取れません。 逆に代休が失効するほどたまるので、休める時は代休を使います。
なるほど:3
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