転職活動 飲食業から不動産業（マンション管理会社）について

Question

転職活動 飲食業から不動産業（マンション管理会社）についてこの度、不動産業（マンション管理会社）への転職を目指して、活動をスタートしました。

二年前に四年制大学の文系から、新卒で某ファストフードチェーンの店舗営業職へ就職しました。学部は商学部で流通や小売業を主に学んでいたため、新卒の当時は衣食住のどの業界の経験もしてみたいと考えていました。また、学生当時のゼミの先生が司法書士の実務家で、土地建物についてのニュースやお話をよくして下さり、とても興味が持てたので将来は行政書士や司法書士資格を取得して、機会と運があれば独立開業の夢も抱いていました。それから、二年が過ぎて現在では店舗責任者（＝店長）として月商600万程の黒字店舗を任せて頂いております。この間には、２４H営業の業態であったため飲食業にはよくある深夜勤務、連勤、長時間勤務などを経験して参りました。

前置きが長くなりましたが。。（もう少しお付き合い願います…）

そこで、第二新卒の時期にさしかかり、将来的にも不規則な労働環境に不安が残る現職を退職して、以前より興味のあった不動産業を志望しております。しかし、住宅の販売営業などでは同じ環境の繰り返しになるのではと思い、調べていく内にマンション管理業に興味を持ちました。不動産業においても、現職と同じサービス業的な仕事（マンションフロント業務など）であると知り、さらに志望の意欲が高まっています。クレーム産業であるという一面や、大手でも賃金水準が低いという現状もあるようですが、この不況期において資格（宅建、管業）を有して仕事をしたいという思いもあります。。

以上を踏まえ、下記のいずれかにアドバイスを頂ければ幸いです。

①不動産業界（マンション管理業以外でも）の現状など、またお勧めの仕事など。

②私の現職（飲食業）から不動産業界へ転職するにつき、PRできること…など

③現時点では志望動機があいまいで抽象的なので、このように具体性をもたせれば…など

Answer 1

不動産管理を10年ほどしている者です。

飲食業での経験、店長職の経験、どちらも大変役に立つと思います。

築浅であっても空室の絶えないマンションは増加傾向にあります。家主にとって「空室対策」は喫緊の課題ですが、似たような設備、間取りのマンションが増えている現在ではなかなか差別化につながりません。結果、安易な家賃下げ競争にはまり込み、収益性を悪化させているマンションオーナーは後を絶ちません。

打開策は、よりお客様＝入居者を具体的にイメージした上でのリニューアル、細やかなサービスの提供など様々ありますが、最終的に投資判断をするのは家主。彼らの置かれた状況、想いをしっかり汲み取った上で、「よし、それでいこう！」と可能性を感じてもらえるような提案ができるかどうか。家主といっしょにマンション経営を考え抜き、成果を共有していくところが、マンション管理という仕事の醍醐味であると思います。

お客様の目線で考える、相手に細やかな心配りを持つ、どちらも接客業を通じて得られるものだと思いますし、説得力ある提案を考える上で不可欠な要素です。
また、マンション運営を成功させるには、自社の仲間達はもちろん、家主、仲介業者、関わるみんなをやる気にさせて巻き込んでいく力も必要であり、店長として現場をまとめていた経験が必ず役に立つと思います。

＊ちなみにクレームは…、大小たくさんありますよ（苦笑）。サービス業にはつきものですね。でも、こんな見方をする人たちもいます。

・トラブルクレームとは相手の期待の一形態である
（http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=600&t=6&k=0&m=96338）

・クレームはなぜ宝なのか？ ～ 新概念がクレームを宝に変える
（http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=600&t=6&k=0&m=127609）