臨床心理士の就職と年齢について。臨床心理士としての就職は厳しいと思いますが、年齢が上がるとさらに厳しく、見込みはないので…

Question

臨床心理士の就職と年齢について。臨床心理士としての就職は厳しいと思いますが、年齢が上がるとさらに厳しく、見込みはないのでしょうか？ 私は、1種校に来年合格した場合、終了時35歳です。

Answer 1

臨床心理士を特別に考えている方もいるようですが、もっと普通に考えてください。

「35歳、新卒」

企業の求人で、こういうのってそんなにありますか？私はあまり見かけたことはありません。それはなぜか。

人材を発掘し、育てるという点で、企業は相当の投資をしているからです。臨床心理士の業務も同様で、大学院を出たてのペーペーに、何年もやってきた人間と同じ経験と技術を求めることはできません。

一般に、30歳以降は、年齢のあしきりに合うことも少なくありません。特に公的機関の常勤職は厳しくなります。
しかしながら、地道に経験をつなぎつつ、仕事をしている心理職も少なくありません。

せっかくですから知人の例をあげますと、40代後半で新卒、スクールカウンセラーや学生相談などで活躍している人がいます。もう一人、30代後半で卒業した方もいます。

その二人は心理学科の学部卒ではないため、心理学の知識の絶対量は学校出たての頃は不足していましたが、不断の努力と何よりもそれまで培ってきたビジネスマン／ビジネスウーマンとしての経験を活かし、非常に優れた相談援助者であると思います。何より人柄が素晴らしいお二人です。

年齢を理由にあきらめますか？あなたの経験は、35歳・新卒という新しい業界にチャレンジする際のリスクを乗り越えられないほどのものですか？もしそう思うならば、臨床心理業界はリスクが大きすぎます。

ですが、年齢と経験があるからこそ、雄飛している人もいます。
年齢を「かせ」とするか「かて」とするかは、あなた次第だと私は思います。

ちなみに、最後に厳しいことだけいっておきます。

35歳で非常勤で毎年職場が違うやつなんてゾロゾロおるわ！