初めまして、現在高校２年の女です。 私は将来、調香師になり、香水の開発に携わりたいと考えていますが、いくつか質問があり…

Question

初めまして、現在高校２年の女です。
私は将来、調香師になり、香水の開発に携わりたいと考えていますが、いくつか質問があります。

①大学の学部は理学部化学科でよいか。また、大学のレベルはどれぐらいか。
②資生堂やカネボウなど、日本の大手企業で香水を専門に扱うことは可能か。
③香水のみの開発なら、やはり海外の方がよいか。
④海外のそういった企業に日本人が就職するのは可能か。

以上の４つです。
長々と失礼しました。
回答よろしくお願いします。

Answer 1

①化学系・薬学系であれば問題ないです。今は、専門学校でも学べる所が出来てきました。レベルは高いに越したことはありませんが、重要なのは何を学び、何を自分は出来るのかですから特にこだわる必要はないと思います。

②化粧品・シャンプーなどの日用品をトータルで扱うので、まず無理だと思います。

③需要は海外の方が圧倒的に高いですし、香料メーカーも多いですから海外の方がチャンスはあると思います。日本でも香料メーカーはありますが、香水部門に配属されないと開発には携われないですね。（勿論海外でもそうですが）

④可能です。ただ、英語かフランス語が堪能でないと無理です。

調香師の求人は非常に少ないです。
また、入社後に各社の独自のトレーニングを行い調香師に育てていきますが、数十人に一人がなれるかなれないかという狭き門で、入社出来たから調香師になれる訳ではないのです。
また、入社以前のレベルとして、相当鼻が利かないといけません。
何千種類という香りを嗅ぎわけなければいけませんので、そのレベルは高いです。
これはトレーニングでも勿論上達しますが、元々の能力（センス）が重要ですので、駄目な人は結果的に上記で述べたようにトレーニングの時点で脱落してしまいます。
日常生活で、周りの人が感じないくらいの匂いや香りに気づいたり、香水売場の香水をすべて嗅ぎわけられる位の鼻がないと厳しいですね。
また、食事に関しても刺激物や香辛料などの摂取は出来ないと思って下さい。
ベテランになれば、頭で組み立てられますからタバコを吸う人もいますが、新人は無理です。

とにかく狭き門ですし、努力だけでなれる仕事ではありませんが、是非がんばってほしいです。