社会保険完備の会社と、そうでない会社はどちらが良いのでしょうか？

Question

社会保険完備の会社と、そうでない会社はどちらが良いのでしょうか？現在就活中なんですが、社会保険完備のところとそうでないところでは、どのような違いがあるのでしょうか？
又、どちらが良いのでしょうか？

Answer 1

「社会保険完備」とは、一般的には健康保険・厚生年金保険・雇用保険に
加入している会社を指します。
健康保険に加入できなければ国民健康保険、
厚生年金に加入できなければ国民年金（第1号被保険者）となります。
※雇用保険に相当するものはありません。

元気で働いている時は社保完のメリットはあまり意識されません。
それでも下記のようなメリットは存在します。

・会社も保険料を負担しているので、自己負担額が安くて済む
・扶養する家族が何人でも、健康保険料が同じ
（国保の場合、人数が増えると保険料も増えます）
・自己啓発のための勉強に雇用保険から給付がある（教育訓練給付）

しかし働けなくなった場合、その差は歴然となります。
主なものを書き出してみます。（細かい支給要件は省略します）

・産休 健康保険より給付があります。（出産手当金）
・育休 雇用保険より給付があります。
（育児休業基本給付金＋育児休業者職場復帰給付金）
また、健康保険と厚生年金の保険料が免除されます。
・病気による休職 健康保険より給付があります。（傷病手当金）
・失業（特に会社都合） 雇用保険より給付があります。（基本手当など）
・年金 厚生年金が上乗せされます。

予想外のアクシデントで収入が途絶えた時に無一文で放り出されるか、
とりあえず給付でしのげるかの違いは大きいと思います。

ただし労働条件によっては加入できないケースもあります
（アルバイト等：実労働時間・勤務日数・契約期間等が影響します）ので、
内定を受諾される前に、必ずご確認なさって下さい。

Answer 2

社会保険というのは政府管掌保険や組合健康保険のことを指します。

国民健康保険が3割負担だったのに対し、これら社会保険は2割や1割という好条件だったのですが現在はどれもが3割負担となっています。

したがって完備していない場合は通常、国民健康保険に加入することになるでしょう。