解決済み
回路設計はオールマイティーにすべてをこなさなければならないのか?私はとあるメーカで電気機器(回路のパワー部設計)をして4年くらいになります。 現在ある電気機器の開発が大詰めを迎えています。総締めの先輩と一緒にやっているんですがかなり業務が多く、回路に関わる業務は勿論のこと、クライアントとの打ち合わせ、仕様書の作成、基板設計や構造設計図の確認、生産管理部署や製造部署 との生産の打ち合わせなど色々あり、人数が足りないという理由で品質保証部が行うべき認定試験までもやっています。(品質保証部は私の纏めた成績書の確認をするだけです。)はたまた量産品のクレーム対応まで迫られます(品質保証部の担当者 がこなせないため)しかも、次の案件の設計まで平行にやっていて、かなりキツキツの状態で今日も9時くらいまでやっていました。(ここ1ヵ月半は10時過ぎに帰宅するのがザラです)。 というのも、うちの会社では回路設計者は「何でもこなせるオールマイティな便利屋」と認識されているようで一度何かが起こればすべて設計(回路設計)に苦情が来ます。 広く意見を賜りたいのですが、回路設計担当はこんなにオールマイティに業務をこなさなければならないのでしょうか? 回路の設計や確認試験、図面の発行やクライアントとの打ち合わせは行わなければならないのは分りますが、 量産の打ち合わせ、量産品のクレーム対応、認定試験は他の部署が主体となって行うべきだと思っています。
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大手家電メーカーに勤めています。 設計者はその製品のすべてを知っている数少ない人間なので(いいように)重宝される傾向があり忙しいのは事実ですね。 本来なら、おっしゃるようにクライアントとの打ち合わせ、仕様書の作成、基板設計や構造設計図の確認、生産管理部署や製造部署との生産の打ち合わせなどである程度分業化が決まり、分業するのが基本ですね。そのための意識合わせをするために定例にて各部署と打ち合わせをするわけですから。逆に言えば、関連部署の専門家と対等に話をするためにはオールマイティな思考と知識をもつ必要はあります。しかしながら、この意味でのオールマイティと、分業化を無視してすべての「実作業までもオールマイティに実施」するということは別物です。 品質管理に関して言えば、設計仕様書や外部仕様書は設計者が行いますが、テスト仕様書作成・テストの実施・テスト成績書作成・品質認定などは設計者が行うべきではありません。設計者は内部を知っているので、無意識にテスト項目からテストをはずしたり、想定された操作しか行わないなどで不良箇所の発見が見落としがちになります。なにより、テストでNGが出たときの改修作業で忙殺されて、テストどころではなくなりますよね。ましてや、品質の認定なんてできるはずもありません。 分業化がきちんとされていれば、工程管理のもと生産管理部署や製造部署に必要な作業は移管されているはずです。量産の打ち合わせやクレーム対応は基本は下流の部署が受けるようになっています(お客様サービスセンター、電話相談室なども製造部門、というか製造事業場の管轄化になっています)。まれに、コールセンター責任者の判断で、即、基本設計部署へお客様と電話でつながり回答することもありますが、質問・回答内容はデータベース化されていますのでほとんど稀です。当然のことながら、量産生品を商品化する際に、想定質問・回答は製造事業場・電話相談室などで作成しデータベース化しています。 というわけで、本来、分業化が進んでいればあれこれやる必要はないはずなんですけど・・・・私も研究開発部門で設計・開発をしていますが、上のような製造・お客様対応事情を知っている。ということは、設計者は結局は何でも知っていて、なんでもできる/やらされるオールマイティな便利屋ですね(苦笑)。でも事業場移管後(量産設計、管理、製造、クレーム対応等)は実際には前述した例外を除けばほとんどノータッチです。 まとまりのない文章ですが、いち同業者としての意見というか現状を書きました。
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