仕訳の処理方法のみであれば解説を読めばいいと思うので、なぜ97.5円で発行されているのか説明します。 100と97.5の差は割引発行と呼ばれ、多くの場合金利の調整です。会社は株式や社債を発行して資金を調達しています。しかし、社債の場合は返さなければいけません。 ①将来200円受け取れる権利を190円で買えるなら買いますよね?それと同じようなことを会社はやっているのです。 ②では、なぜ利息の%を上げないのかとなりますが、利息の金額を上げてしまうと利払日が大変になるから、金利の支払いを先送りにしたいのです。 ①と②の合わせ技により実質的な金利をあげて投資家たちに自分の社債を買ってもらいやすくしているのです。業績が安定していて信頼されていれば実質金利が低くても買ってもらえるが、信用が足りなければ金利で補わなければ買ってもらえません。
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これは100円につき97.5円で買ったということですね(97.5円で発行されたものを買ったのかどうかは分からない)。 利付債には表面利率と利回り(簿記で言えば実効利子率)とがあります 通常、発行時には表面利率の値と利回りの値とは揃えられられます そうすると債券の価格は額面に等しくなります(これをパーと呼ぶ) 額面が100円なら債券の価格も100円になるということです 表面利率は固定で変動することはありませんが、利回りは変動します 債券の利回りは、国債などリスクのない金融資産の利回り(リスクフリーレート)に、その債券の発行体がもつリスクに応じた利回り(リスクプレミアム)を加えたものになります そのためリスクフリーレートの上昇(下降)があったり、発行体のリスク上昇(下降)によるリスクプレミアムの上昇(下降)があれば、債券の利回りも上昇(下降)します 債券の利回りが上昇すれば債券の価格は下降し、利回りが下降すれば価格は上昇します 利回りが表面利率を上回れば価格は額目を下回り(アンダーパー)、利回りが表面利率を下回れば価格は額目を上回り(オーバーパー)ます この問題では債券をアンダーパーの97.5円のときに買ったということで、そのうち利回りが低下して98.5円になったときに売ったということです
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