違いますね。理論的なことは置いといて、少し噛み砕いで説明します。 まず棚卸減耗費の発生時点の違いから説明すると、 商業簿記での減耗費は、すでに完成した製品に関して発生しています。 この費用というのは当期に発生しているものなので当然に売上原価、つまり製品に付随する費用として認識されます。 一方工業簿記での減耗費は、製品を作る過程で扱う材料等で発生しています。 そして、材料や仕掛品勘定では完成品と期末在庫に分かれますが、材料というのは加工を経て複数の部門費、わかりやすく言えば色々な製品になるわけです。 材料勘定で言うと、仕掛品にいくものと期末の在庫として残るものもあります。 この減耗費によって発生する費用を完成品にのみ負担、つまり売上原価に直接計上すると翌期にも生まれるであろう製品にも負担させるべき原価が、当期に全て負担することになり、適切とは言えないからです。 そして差異関してですが、そもそもなぜ差異が発生しているのかというと予定価格を用いて計算していた為に実際額とのズレが生じているからです。 差異を計上することで実際額で原価を算定できるので、当期に発生した差異というのは『当期の費用』もしくは有利差異なら費用が浮く、ある意味『当期の収益』と言え売上原価を加減します。 また補足として上記の例外の差異について↓ (勉強がそこまで進んでないと思うので読まなくてもいいです) 予定価格を使うのは実際消費量や完成品に対してですよね?なので、期末材料には予定価格を使うことはありませんが、 材料受入差異というものがありこれは、購入する材料の価格を予定するもので消費量と期末在庫両方に予定価格を用いてしまう結果、消費量だけでなく期末の在庫にも差異が発生します。そのため売上原価と期末材料費にも差異を配賦します。 例外的な差異はこれだけ押さえておけば充分です。
そうだね:1
まず費用についてです 損益計算書原則の費用収益対応の原則には、収益に対応する費用のみを計上できるとあります 商業簿記における棚卸減耗は売上という収益に対応しているため売上原価として費用を計上できます 工業簿記における棚卸減耗とは 財貨の給付に転嫁する過程において発生する製造原価です 費用ではありません >> 内部材料副費差異と材料消費差異だけ 上記説明に照らし合わせるとこれらも収益に対応していると言えます また学習を進めるうちに分かると思いますが、質問者のおっしゃる差異以外にも様々な原価差異があります 原価差異は原則売上原価に計上されますが、材料受入価格差異のみは性質が違うと覚えておいてください
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