「仮払消費税」も「仮受消費税」もどちらも期中の【仮】の勘定だから、決算修正仕訳を起こして貸借対照表に残高が残らない様にする必要があります。 決算修正仕訳をする前の 「仮払消費税」勘定は残高が借方 借方:仮払消費税10/貸方: なので決算修正仕訳で貸方に同額を仕訳 借方:/貸方:仮払消費税10 して残高を0にします。 決算修正仕訳をする前の 「仮受消費税」勘定は残高が貸方 借方:/貸方:仮受消費税30 なので決算修正仕訳で借方に同額を仕訳 借方:仮受消費税30/貸方: して残高を0にします。 そうすることで、「仮払消費税」勘定も「仮受消費税」勘定も決算修正後はどちらも残高が0になります。
言葉の意味から考えましょう。 仮払消費税とは仕入などをしたときに 相手業者に「商品代+消費税」を払いますよね? この消費税を言い、相手業者さんが納めます。 あなた→相手業者→国・地方、の流れで払うので、 相手業者が国・地方に払うまでに とりあえず仮払いしてる状況ということです。 仮受消費税とは商品を売るときに 相手業者さんから「商品代+消費税」を受け取りますよね? この消費税を言い、相手業者→あなた→国・地方、の流れで払うので、 とりあえずあなたが仮受してる状況です。 未払消費税は、まだ払ってない消費税のことですが、 すでに仮払いしているものもあるので、 「仮受消費税ー仮払消費税」をしてあなたが払う消費税を計算します。 例えば 仕入10,000/現金11,000 仮払消費税1,000 現金5,5000/売上5,0000 ・・・・・/仮受消費税5,000 上記が当期の取引全部だとすると、 消費税の支払い状況としては 仮払いとして1,000払っていて、 仮受けとして5,000手元に残っています。 すでに仮払い(前払い)している1,000を5,000から引いて 残った金額が未払い分だと分かりますよね? これを仕訳するとき、 仮払い・仮受けともに消して、それを未払いに変換させます。 まず逆仕訳して 仮受消費税5,000/仮払消費税1,000 次に、未払消費税が増えるときは貸方に書きますから、 仮受消費税5,000/仮払消費税1,000 ・・・・・・・・/未払消費税4,000 という形でつくります。 これで仮受消費税は0になり、仮払消費税も0になり、 未払消費税だけが発生するということになります。
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