20代後半女性のキャリアについて相談です。

Question

20代後半女性のキャリアについて相談です。未経験からご縁があり技術職として就職しました。入社当時は何もわからないまま奔走していましたが、とてもやりがいのある、おもしろい仕事だと感じています。

もっと専門について学びたいと考え、通信制の学校で学び直しも始めました。学校に通うことを上司に相談したところ、歓迎してくれ、勉強時間確保のためにしばらくは事務職としての勤務を命じられました(残業・土日勤務なし)。

しかし私は技術職においてはなによりも経験を積むことが重要であると考えています。就業時間に配慮いただけることはありがたいですが、現場に出てもっと経験を積みたいと上司には何度か伝えました。

学校に通うと言っても、通信制で月に数度土日スクーリングがあるのみです。あとは自宅学習で、技術職として勤務しながらでも十分学習は継続できます。

学校に通わせてもらえる恵まれた環境ですし、事務職としての経験もまったくの無意味であるとは思いません。しかし既に20代後半で、結婚や出産を視野に入れたライフプランを考えようとすると、今のうちに十分な技術職としての経験が積めないことに大変な焦りを感じてしまいます。

また社内技術職は人手不足で、派遣社員を別に配属している現場もあるにも関わらず、私はずっと事務職のままであることも、焦燥感を加速させている一因です。

もっと経験を積ませてくれる同業他社に転職しようにも、今の私にはまだ何のスキルもなく、自信がありません。

手詰まり感、飼い殺しされている感を覚えて、今後どのように身を振ればよいのかわかりません。

長文・駄文でありますが、キャリアの進め方についてアドバイスいただけると幸いです。
よろしくお願いいたします。

Answer 1

技術職に挑戦し、強い向上心で学び続けているあなたの姿勢はとても素晴らしいです。特に、未経験で入社されながらもやりがいを感じて続けていることは、技術職への適性と興味が高い証拠ですね。その一方で、現場で経験を積むことへの強い思いを抱きつつ、事務職としての勤務を命じられたことに葛藤が生まれているご様子。ここでは、今の環境を活かしつつ、次のステップを見据えた進め方をいくつかご提案させていただきます。

1. 上司に現場復帰のタイミングを再確認する

現場経験を積みたいという意思をすでに上司に伝えたとのことですが、具体的なスケジュールや目標が不明瞭なままだと焦りが募るのも当然です。上司と再度話し合い、「どの段階で技術職として戻れるのか」を確認してみましょう。たとえば、「何かの基準をクリアしたら技術職に復帰できるのか」「一定期間後に再度検討してもらえるのか」といった点を具体的に尋ねると、今後の流れが見えやすくなります。

2. 事務職の経験をキャリアの一部と捉える

事務職での経験も、技術職として働く際に活かせるスキルがあるかもしれません。例えば、技術職に関連する資料作成や、プロジェクト管理の補助など、事務職で得た知識が役立つ場面も出てきます。今の経験も「技術職で活かすための下積み」と考えることで、焦燥感を少し和らげることができるでしょう。

3. 社内で現場のサポート業務を提案する

もし可能であれば、事務職としての業務と並行して、現場のサポートや観察を行う機会が得られないか相談してみるのも一案です。例えば、会議への同席や現場の資料作成、進捗報告のまとめなどを提案してみることで、間接的に技術の知識を学び続けられる可能性があります。

4. 技術スキルの習得を続ける

通信制の学校で専門知識を身につけつつ、具体的なスキル習得を意識しましょう。技術系の資格取得や、職場の実務でも使えるツールのスキル（CADやプログラミングなど）を磨いていけば、社内外で評価されやすくなります。また、外部の業界イベントや勉強会への参加など、社外での人脈形成も検討してみてください。

5. 転職を視野に入れて情報収集を続ける

現職のまま経験やスキルを積み、もう少し自信がついた段階で転職を考えるのも選択肢です。今の会社が技術職としての経験を積む場としてふさわしくないと感じる場合は、他社での業務内容や待遇、成長機会がどうかを情報収集しておきましょう。たとえば、技術者が増員されている会社や、未経験者向けの研修制度が充実している会社もあります。

最後に

今、焦りや不安が強くなっているのは、仕事への強い意欲がある証拠です。その意欲を活かしつつ、今の環境でできることと、未来に向けた準備を同時に進めていきましょう。技術者として成長したいという気持ちを軸に、現職や上司との話し合いを進めてみることが、より納得のいくキャリア形成に繋がるかもしれません。