飲食店の経営は絶対に１階のほうが有利。 同じ条件下なら客足一階と２階じゃ全然変わる。 逆に１階じゃない、２階など上階…

Question

飲食店の経営は絶対に１階のほうが有利。
同じ条件下なら客足一階と２階じゃ全然変わる。
逆に１階じゃない、２階など上階のほうが有利になるお店ってありますか？タワービルとか超高層階で景観が綺麗ってケースはなしで。
有利不利っていうより、１階より２階の物件を好んで選ぶ業界があるかないか。

Answer 1

景色を売りにするというのを無しとするなら、ほとんどメリットはないですね。もちろんその分、賃料が圧倒的に安いのが最大のメリットとなるでしょうけど。

■会員制や夜のお店
その性質上、夜のお店（ナイトクラブなども含む）は路面店は避けられます。大規模店舗でも路面店に設置せず、一番人気があるのは地下で、繁華街などでは賃料の関係で上階のテナントも埋まります。バーやスナックなどは常連率が高く、集客もネット等で行うため、賃料の高い路面店をわざわざ借りるメリットが薄くなります。

■口コミや少人数商売の店
集客が口コミやネットでの反響のみで現地での流入が不要の場合、例えばバーやどうぶつカフェ等は上階に置いてもよいあるいはそのほうが効果が高いこともあります。

■一般的に入ることがはばかられやすい傾向の飲食店の場合
コンカフェ、メイドカフェ、あるいは入る時にあまり見られたくない傾向のある店なども路面店が避けられることがあります。このような店や風俗営業は客引きなどを共有し、そこからの集客が主であってフラッと客が入ることがあまりない例もあり、こうなると路面店である必要が無くなります。

■エントランスがうるさい店／機密性の高い店
キャバクラ等に共通しますが、お店への導線を飾り付けたい店、例えば案内、出迎え、見送りなどを挟む場合、飲食スペースを長い廊下で区切ったりして店内が外から覗けないようにしてプライバシーを高めたり、あるいはストーリー性を高めるためわざと飲食スペースまでの距離を長くとったりします。これはコンセプト系料理店にも多いです。

エントランスを吹き抜け共有階段などにする例が夜の店向けの物件建物に多いですが、これは豪華に見えるエントランスを共有し、導線とストーリー性を保ちつつ賃料を無駄に払わなくて済むメリットがあります。仮に自分だけでやろうとすると階段や廊下などの導線にも賃料が発生してしまいます。ようは借景みたいなことができますね。

こうした店は、そもそも利便性や回転率を気にしない、逆に外から様子を探られてはいけないという事情から路面店を避ける店もあります。また、窓を設置するデート向けの高級料理店の場合、やはりプライバシーを保持しつつ夜景等を見せるために覗きの心配がない上階に店舗を設定します。

■特別席を設ける場合
これは下階にも店舗がある場合が多いですが、ふつうに営業すると便利な1階から埋まるので、2階や上階をＶＩＰ向けとし、回転率が低く顧客単価が高い客向けに少数の席を用意したり畳式にしたりします。座敷は顧客回転率が低くなるので、宴会や長期滞在、顧客単価の高い客向けに設定します。

一方で座敷が便利な位置にあると、低単価なのに長時間居座って面積効率も悪い最悪な状態になるため、座敷はなるべく不便な位置に設置するのが基本的な配置になります。

この場合、最も不便な場所、一般の回転率の高い客が来ないようにできる場所として便利なのが、2階以降となります。昼営業では２階を閉鎖し、夜営業で予約者に対して開放すると良いでしょう。

Answer 2

予約制の高級店 や メジャーじゃないジャンルの料理
酒がメインの店 や ファンが集まるような店ですかね
わざわざそこに行く価値がある店なら
いいと思います