私立大学職員について 現在新卒で就職活動を行なっております。 都内の私立大学職員を志望しているのですが、 収入面のみ…

Question

私立大学職員について

現在新卒で就職活動を行なっております。

都内の私立大学職員を志望しているのですが、
収入面のみを見た場合、おすすめの大学はありますでしょうか。また現在高待遇でも、大東亜帝国〜日東駒専の間にある大学は今後待遇が下がることはありますでしょうか。

有識者の方、ご回答いただけるととても助かります。
よろしくお願いいたします。

Answer 1

大学職員をしているものです。恐らく、大学職員の待遇は専門化が進んで二極化すると思います。従来の業務の中心であった事務作業は、単純作業で人海戦術的な要素が強く、多くの大学の現在の人員構成はこれに合わせたものになっています。ただ、これらの業務は、AIなどに置き換わって大幅な省力化が進むと思います。今後はブランディング、受験生獲得や卒業生連携、研究支援、戦略的なシステム運用などに業務の中心が移っていくと思います。よって、これらの業務を高いレベルで遂行できる人材は高待遇、定型的な業務しかできない人は底待遇か退場することになると思います。特に経営層の力が強い大学は先行して待遇変化が生じると思います。
また、それぞれの大学の状況についてですが、メインキャンパスが都心駅近かつご提示の大学内で上位に位置している大学であれば、当面の経営は問題がないと思います。注意が必要なのは、ご提示の大学の中にも、すでにお尻に火がついている大学があるということです。日本には大学が700校以上ありますが、学生の大半はマンモス校で取り合うことになります。早慶から順番にマンモス校を序列したときに最下層にあるマンモス大学は、18歳人口の減少が直撃する大学です。
大学職員の仕事内容は決して悪くないと思います。待遇も大事ですが、仕事の中身に興味を持てるのかも重要です。ご参考になれば幸いです。

Answer 2

少子化は深刻です。今は定員割れてない私大でも10年、20年先は厳しいとこ増えるでしょうね。私大の収入の大部分が学費なので、年収減るどころか潰れる可能性も普通にあります。早慶MARCH等なら大丈夫かもしれませんが、下位の方は大変でしょうね。なので潰れても民間等へ転職できるくらい能力があるべき人がチャレンジすべきだと思います。大学職員は中途採用も盛んなので、新卒では生き残れるスキルが身につく企業に就職する方が良いかもですね。それでも高等教育に興味があれば大学職員へ転職すればよいですし

18歳人口
2022年：112万人
2035年：96万人
2040年：70〜80万人

Answer 3

有識者ではない一市民ですが、あくまで私感です。
ご存じのように今後も少子化が進行し、大学経営は年々厳しさを増して行く状況にあります。
それを考えると大学経営は衰退産業と考えて差支えないように思われます。
なので仮に現在高待遇であっても、今後は職員の採用抑制や削減および昇給額の抑制など様々な職員の待遇水準は現在比で徐々に下がる一方だと考えるのが自然だと考えますが。

例え現代の受験生たちに人気のある大東亜帝国～日東駒専の間にある大学と言えども、少子化の波に抗うことは不可能でしょう。
今後は大東亜帝国と日東駒専の9校だって志願者と受験料収入の減少は避けられませんので、各校の経営状態が今後どうなるかは判りません。
これらの9校ですら生き残りのために他の大学に吸収される、あるいは合併することを選択しないとまでは言えないようにも。

大学が吸収・合併した場合には多くの場合に余剰職員が出ます（出ますというより、無理にでも作りだすでしょう。そうでなきゃ吸収・合併の意味がないですので）ので、恐らく今後の大学職員という職業はあまり働きがいや魅力のある職業とは言えなくなるのでは。

少なくとも今後も発展が続き、同時に職員の高待遇も継続させる私大なんてもう出て来ないでしょう。
それより自分達の大学がどう生き残るかを早く考えないと。
強いて言えば比較的生き残り易そうなのは、俗に言う「日本近海」かなと。
しかし当然ですが各校の職員に対する給与水準を知る由もありませんが。

もしも自分の子供が「私立大学職員になりたい」と言ったら、前述した内容を話して「それでもやりたいのなら止めないよ」と答えるでしょうね。