解決済み
簿記2級の外貨建取引について質問です。 ある問題で、期末に備品に関する未払金の換算をする仕訳があったのですが、回答では借方が為替差損益で貸方が未払金になっていました。この未払金を支払う際の仕訳は、期首との為替相場との差額は為替差損益勘定を用いると思うのですが、備品自体の価格は変わらないのでしょうか? 例えば、掛けで購入した備品の期首における価格が1,000,000円で、支払い日の為替相場での価格が1,500,000円だとすると、備品の価格は1,000,000円のままなのでしょうか?
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端的に述べるなら、金銭債権債務ではないから。 為替相場というのは「ドルの価値」のことです。 分かりやすく言うなら、「ドルを円で買ったり、売って円にしたりするときのレート」のことですね。 金銭債権債務とは何ぞやという話ですが、これは文字通り「金銭の授受の権利や義務」のことです。 資産や負債そのものが、お金を貰う権利や支払う義務を意味する場合、それは簿記としてはお金同然として取り扱う必要があります。 こういったものを金銭債権、金銭債務と言います。 お金として取り扱わなければならないので、ドルならドルで扱う必要があります。 ドル紙幣を円として用いることは当然出来ないですよね?それと同じでドルはドル。 逆にそうでないものはお金としては取り扱いません。 説明が難しいんですが、各勘定の金額というのは価値を示しているだけなんです。 「備品 1,000,000」とあったときに、決して100万円を持っているわけでも100万円を払わないといけないわけでもなく、100万円分の価値がある「備品を」保有していると考えます。 |備品 1,000,000 / 未払金 1,000,000 という仕訳は、購入日時点で換算すると100万円の価値の備品を、10,000ドルを払う約束で購入したと捉え、それ以降備品の価値は相場変動の影響は受けません。 決算書を作る上ではドルをドルのまま表記するわけにはいきません。 ここは日本ですから、決算書は円で作ります。 そのため、ドルとして取り扱っている資産や負債、つまりは金銭債権債務については決算日の為替相場で円換算をしなければなりません。 このとき行っているのは、あくまでもドルを円として表現するための「換算」であって、ドルで買った備品や仕入、ドルで売った売上などの価値が変動しているわけではありません。ただ単に換算しているだけ。 期中(購入時)に一度円換算している都合上、評価時には為替差益が発生しますが、別にまだ払っても貰ってもいないので決して実際にその利益や損失が出ているわけではありません。 実際には金銭授受時にはじめて為替差益は確定となりますが、各年の変動分は各年の曽根季に含めるべきだという考えから毎回期末に評価を行います。 説明が分かりにくくてすみません。
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備品は購入日のレートでのみ、評価を行う。その後に別のレートで換算することは、基本的に無い。 期末換算の対象となる物…現預金、債券債務など(要は未来の期間において、金のやり取りが発生するような科目) 期末換算の対象外となる物…有形固定資産、前受収益、前払費用など(要は時価評価しない物や、既に支払額がが確定してるもの)
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