スタッフ一人ひとりに向けた職場のアンケート。 匿名ではなく実名で記入が義務付けられた簡単なアンケート用紙。 …

Question

スタッフ一人ひとりに向けた職場のアンケート。

匿名ではなく実名で記入が義務付けられた簡単なアンケート用紙。

自己分析をして、働きやすさや仕事量、ストレス量などをチェック。あとは、自由に「記入欄」が設けてあります。

こういったスタッフの名前を記入するアンケートは果たして職場全体の改善になるのでしょうか?

Answer 1

言い方を悪くしますが、【アンケートは「お前の不満を書け」というモノではない】というだけです。

何故なら、企業組織に不満が有るのなら今日中に【退職届け】を出せば解決することですから、聞き届ける理由が無いのです。

事業主にしたら【俺の会社組織】なのですから、当たり前ですよね？

いわゆる、企業組織の悪いところを変えるというのは、正確には【企業の財務管理に於いて売上を伸ばし、経費を削減すること】を、『変えること』と言うのです。

【職員一人ずつの気持ちは一円にもならない】ので、これに対して配慮をしていたらコストが悪化し、売上が減るリスクはあれど、良くなる見込みが少ないのが殆どなのですよ。

例えばプログラミング事業による全体が職人で、全体で稼ぐ仕事や、映像制作会社のイルミネーションのような【全員が職人】みたいな、【ゼロから作って売る業種】であれば、個々人の状況を改善して売上が伸びる可能性があります。

しかし、普通の仕事＝自分の会社でモノをゼロから作っていない事業に於いては、【職員はスキームを稼働させる為の部品】でしかありません。
このことから、一人ずつの事情を考慮すると【スキームが頓挫するだけで、それなら廃業する方がマシ】になってしまうくらいなのです。

ですから、冒頭で示したように【お前の文句を聞くモノではない】というわけなのです。

結論としては
業種や、自分が従事する役割によって事業主と職員の関係が違うのです。
大別すれば
・スキームの中核を為す業種や職員
・スキームの稼働させる部品となる業種と職員
の2つです。

この中で労働者に配慮が必要なのは【前者だけ】なのです。
後者はダメなら他の人や事業者に【交換するだけ】なのです。

それがスキーム=事業、というモノなので仕方がないのです

Answer 2

職場内アンケートですが、その目的と個人情報の取り扱いについて、何か説明はありましたか。

名前を記入させる理由のひとつとして、「一人一解答」を確認する、というものがあります。無記名だと誰が何回 回答したか分からなくなってしまうんですよね。そういった切実な理由もあります。

また、まれに「緊急事態」や「隠れた違法行為」が報告された場合のために早急に報告者から『プライバシー保護を確実に守りながら』詳細を聞くため、ということもあったりもします。（まぁ、匿名報告でも良いと言えば良いのですが）

さらに『職場環境の改善』が目的ではなく『あくまで現状を見る』ことがアンケートの目的であれば、書きづらい内容のことは別のチャネルを使って報告してね、というスタンスであることもあります。そもそも何を目的をしたアンケートであるか、をしっかりと伝えることが、実施側には大切ですね。

もし記名式アンケートで、回答内容を人事評価やその後の対応に利用する意図があるように感じ、または、どのようにデータを利用するかについての情報開示がないようであれば、記入や提出を見送ることをお勧めします。また個人の健康やプライバシーの開示を過度に求めるような内容の質問には答えないのもよいでしょう。さらに、個別の回答者に紐づけされた回答内容が誰に対して開示されるのか、がしっかり明示されていることも重要です。

社内アンケートを記名式にすること自体は『決して意味のないことではない』のですが、回収後の取り扱い方法をしっかりと開示しないような杜撰なやり方では信用できるものとは言い難いです。

Answer 3

＞職場全体の改善になるのでしょうか?
＞自己分析をして、働きやすさや仕事量、ストレス量などをチェック。

個人的には「ならない」と思います。

以下、理由。
①「文字」は読み手の解釈・価値観が大きく影響します。
文字には感情を乗せにくいので、読み手の感情次第でどうとでも変化する。

②アンケート内容が主に「個人の状況」で「全体の状況」を指していない。
「個々人がどうか」なので、それを全体に落とし込む（すべての個々人の要望を叶える）のは無理がある。

「社員の状況や考えを何も知らないよりは良いよね」程度の認識で行なっているなら問題ないが、
「これで完璧に把握できる・良い職場環境を構築できる」とでも思っているなら見当違いに思います。