解決済み
臨床心理士の資格を取得した後に精神科医になる事は現実的に見て可能でしょうか? 私の知り合いが好きなキャラクターの中に経歴が凄い天才肌な方がいます。その方は臨床心理士の資格と医師免許の両方を取得している26〜28歳(推定)の精神科医の男性なのですが、私の記憶の限り医師免許を取得するには最難関である医学部合格後に医学部医学科で6年(但し一度も留年していない場合に限る)の実習や研修の後に国家試験に合格しないと取得出来ないようになっています。彼が26歳と仮定するならば、医学部には現役合格。合格後は一度も留年せずに一度目の国家試験で合格しないといけません。この時点で、流石天才キャラクターだな…と思ったのですが、彼は私の予想を遥かに超えるキャラクターで医師免許以外に臨床心理士の資格や催眠療法(ピプノセラピー)の資格を有していました… もう一つの国家資格である臨床心理士の資格取得には指定の大学院または専門職大学院を卒業後に受験資格を取得し試験合格後に取得〜(あまり詳しく無くて申し訳ございません。)等と習得が難しい上に両方とも大学院まで行くとなると学費が半端ないのではないか?とか、どちらにも通うとなれば天才であろうと人生の大半を大学で過ごすことになるのではと思います。 心理学や医学に興味のない方の中には「資格だし両方の取得はめっちゃ頑張ったら30までにできるんじゃ?」っと仰っる方も居ましたが、私的には一般人が実現出来たとして実現後には40や60それがもっと高齢になっていると思いました。 彼と同じように臨床心理士免許などの資格を有しながら精神科医になる事は果たして現実的には可能なのでしょうか? また、可能であれば私のような凡人にも理解できるような簡単な説明をして頂けたら嬉しいです。 長文失礼しました。
長々と書いてしまいましたが、要約すると 「臨床心理士の資格を持ちながら精神科医になるのは、どちらの学部を最初に選んだとしても大学院まで通わないと資格の取得が難かしいから、実現不可能なのでは?」という質問になります。 ↑いまいち要約できていなかったらすみません
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公認心理師と臨床心理士の資格で仕事をしています。フィクションにマジレスするのも何ですが、一応、想定してみますね。 その前に、知人に、臨床心理士の資格を取得した後に、医学部に入りなおして精神科医になった人が一人だけいますので、本当にそんな人いるのかという質問に答えるなら、「いる」と答えるでしょうし、もし両資格を一から取得したいという前提でそのルートを選ぶのであれば、「なんでそんな効率の悪いことをするの?」と思います。医師から取った方が早いので。 【臨床心理士⇒精神科医の場合】 あなたの想定の場合は、こちらになります。現実には、ほとんどいません。 臨床心理士の資格を取得するには、大学⇒大学院を出た時点で、最短で24歳です。この時点ではまだ受験をしていませんので、臨床心理士の資格を取得するのは25歳時になります。大学院を卒業見込みで医学部学士編入制度を利用して3年次に編入できたとして、最短で28歳で医師免許を取ることになります。その後に初期研修2年、後期研修3年ということになりますから、初期研修が終わった時点で30歳、後期研修、つまり実質的な精神科医としてのキャリアスタートを切るのは30歳ですから、26歳~28歳ということは、この設定ではありえません。 それと、臨床心理士は5年更新制です。その間に研修を受け、最低15ポイントの研修ポイントを取得しなければなりません。それをクリアしたとしても、ほとんど仕事をしないまま、臨床心理士の資格を1度更新をしているにも関わらず、臨床心理士としての経験値は5年以上経過しているのにゼロです。心理業界からみたら本気でお付き合いを遠慮したい人であって、天才どころか結構ヤバめなアウト方向に振り切れた人物が出来上がっていると思います。 【医師⇒臨床心理士の場合】 現実的には医師免許を取ってから、臨床心理士資格を取るという方が多いと思います。しかし、26歳というのは不可能です。 医学部は6年制ですから、最短で24歳で医師免許の資格を取得することができます。繰り返しになりますが、医師免許を取得後、スーパーローテートで様々な診療科を2年かけてまわり(研修医)、自科の専門を決め、後期研修(専攻医)を3年かけて行います。 一方、臨床心理士は医師であれば、2年の心理臨床経験で受験資格を取得することができます。研修医が最低週1日、心理臨床をしていたと主張するのは無理がありますが、書類さえ整っていればよいと仮定します。 そこで得られるのは受験資格であって、資格ではありません。26歳の時に受験することは、一応書類的な意味で大丈夫だと仮定しても、そこで合格しても資格が発効するのは27歳の時です。 じゃあ現実的に可能なのかというと、心理臨床経験の証明は、職場がしなければなりません。仮に研修医が、「私、臨床心理士の受験がしたいので、専攻医のように心理臨床経験を積んでいることにしてください」と上級医や職場の責任者に相談して何が起こるかと言えば、とんでもないカミナリが落ちることになるでしょう。研修医がすべきことは、病院において医師がしなければならない様々な仕事の基礎を学ぶことです。別の資格を取りたいのでよろしくねー、ではありません。 普通に考えれば、専攻医となる後期研修より後の時期に、心理臨床経験を証明することになります。つまり、26歳から実務を開始したとして、どんなに頑張っても受験をするのは28歳、資格が発効するのは29歳です。 じゃあそれだったら「現実的にあり得るのか」ということを考えると、もしそういう人がいたとしたら、相当な変人で、それを許す職場は相当変な職場と思います。 医師の専門は、診断と治療であって、医科診療報酬上の仕事です。診療報酬にならないことは仕事上、優先度は極めて低くなります。臨床心理士を取得しても診療報酬上のメリットや治療上のメリットは皆無であって、より優先度が高いのは、精神保健指定医の認定や、博士課程での研究とキャリアアップ、何より精神科医としての修行・勉強です。それらを放り出して臨床心理士資格を取りに行くのは、天才どころかとんでもなくヤベーやつ、少なくともまともな医師じゃない、と思います。 ですから、 > 「資格だし両方の取得はめっちゃ頑張ったら30までにできるんじゃ?」 という点では、一生かかるようなことではないですが、これを30とかでやるとしたら、「何やってんの?」と言われるようなことでしょうし、全力で止められるようなことだと思います。 ちなみに、臨床心理士と医師の両方の資格をもっている方は、令和5年の時点で累計で678人います。何名か両方の資格をお持ちの方を存じ上げていますが、少なくともそんな無茶なペースで取ってはいない、堅実に医師としての仕事の実績をお積みになった上で資格取得をされています(60ってことはないですね)。自分の仕事が何かをしっかり実践をしてから、考えるべきことというのはどんな仕事でも変わらないかと思います。 あと、臨床心理士は民間資格であって、国家資格ではないですのでお間違えなきよう。 長くなりましたが、ご参考までに。
2人が参考になると回答しました
誤解があるかもしれませんが、臨床心理士資格は精神科医であれば、滅茶苦茶簡単に取れる名ばかり資格ですよ 金払って、誰でも出来る簡単なテストを受ければもれなく貰えます 一般には心理の大学院に進まないと取得できませんが、医師の場合には希望すればほとんど貰えるレベルの難易度でしかありません 心理学会が医師免許>>>心理士資格を認めており、精神科医専門の資格取得特別枠があるのです 医師にとっては余りにも簡単すぎるし、レベルも低すぎるので、普通の精神科医は心理士資格は取りません 「TOEIC800点の人間が、英検3級を受けるか」という問題に近い 取得して広告するほうが恥ずかしいのです わざわざ金払って低レベル資格を得るのは、心理学部の教員にでもなる場合くらいなのでは? もっとレベルが高い専門医でも取得するのが、精神科医としては普通のキャリアです
3人が参考になると回答しました
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