数年前に税理士資格を取得した会社員です｡ 昨今の不況による収入減と資格をより実践的に活かしたいという思いから税理士業務…

Question

数年前に税理士資格を取得した会社員です｡
昨今の不況による収入減と資格をより実践的に活かしたいという思いから税理士業務で稼げないものか模索しています｡とはいえ､税理士が飽和状態といわれるなか独立開業をしてもそれだけで生計を立てることは並大抵のことではありません｡また､見込顧客も地盤もないなかで家族を抱えて開業するにはあまりにもﾘｽｸが高すぎます｡
そこで､夜や土日を利用した副業としての税理士業務をすることに注目していますが､実際可能なものなのでしょうか?
実際に士業で生計を立てている方には､甘い考えと取られることも承知していますが､不安定な景気と雇用情勢が急速に変わりつつある昨今の環境下では､そんな働き方があってもよいのではないかと考えています｡

補足

早速ご回答をいただきありがとうございます。
以下、補足です。
会社は副業禁止ですが、住民税の普通徴収や労働法の観点の対応は別途考えたく思います。
会計事務所の待遇を考えると転職も現実的ではないため、他の士業の方と連携するなどして、副業で稼げないものかと考えていますが、なかなかそういった事例が見つからないため、質問させていただいた次第です。
親身にご回答くださりありがとうございます。

Answer 1

現在の収入や勤務先、また住んでいらっしゃる地域によって状況が変わりますから一概には言えませんが、
アルバイト的な副業では返って難しいと思います。
会社員でいらっしゃるという事は会社で副業についての規則などがあるのではないでしょうか?
企業では正社員に対して副業を禁止したり、禁止はしないまでもあまり良い顔をしないところが多いと思います。
不況で給与カットがあったところなど逆に推奨し始めた企業もあると聞きますが、珍しいと思います。
いずれにしても、確定申告が発生するのですから会社に内緒で、というわけにはいきません。
嫌な顔をされたり嫌味を言われることは覚悟しなければならないかと。

また、税理士事務所で夜間や土日に募集しているでしょうか?
12月～3月までの決算期であればそういった募集も出てくると思いますが、通年を通してでは厳しいのではないでしょうか。
雇用する側も、一人に仕事させてほったらかしというわけには行かず少なくとも当面は一緒に仕事しなければならない事を考えると募集自体が少ないと思われます。

独立開業しなくても税理士事務所に雇用されることは選択肢にあると思います。
いずれにしても、現在どれ位の年収で、どれ位を希望していらっしゃるか次第です。
税理士と言えどあまり給与は高くありませんから。
また、そういった資格を持っていることを評価して貰って、別の企業へ転職する事も検討できるのでは?

折角頑張って合格したのですから資格の活きる仕事がしたいと思うのは当然です。
が、まずは税理士として、公認会計士事務所や監査法人、または別の税理士事務所で雇用される事を検討し、実務経験を積んでみるか、あるいはとりあえず冬の決算期のみのアルバイトで様子をみてはいかがでしょうか。