解決済み
ピアノ調律師という職業はどういうイメージがありますか。 何か偏見があったりしますか?知り合いの東大卒の方が急に調律師になりたいと言ってて、親は大企業いけばいいのに、みたいになってるらしいです。 皆さんはどういうイメージをお持ちですか?
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偏見はないつもりです。イメージとしては職人的な仕事ですが、有名なピアニスト専属で世界中のコンサートツアーに同行している人から、地方の楽器店に安い給料で雇われて、販売ノルマを課せられながら、調律の仕事はたまにしかなくて技術を伸ばせるチャンスもなくて辞めてしまう人まで色々です。東大を卒業した方なら、何を専門にしていたかにもよりますが、元々はピアノ演奏はかなりの腕前であるでしょうし、西洋の歴史文化にも精通していたり工学系の研究心も強かったりして、良い仕事が出来るようになると思います。きっとヨーロッパで活躍するようになるでしょう。これって、東大卒に対する"偏見"でしょうか。
ピアノメーカーの優秀な調律師さんは理系の優秀な大学卒業、社員としてピアノ研究部門に所属し、コンサートピアノの調律を任されています。 海外のコンクールに派遣されたり、日本で行われるメーカーのピアノを使ったコンサートの調律なども行なっています。 一般のお宅を訪問して調律をするというイメージが多いかもしれませんが、優秀な方は有名な演奏家さんのご指名があったり、メーカーのお仕事として海外でも活躍しています。
ピアノもピアノ調律師も二極化しています。ピアノは電子ピアノが普及し、アップライトピアノが減少。ピアノ学習者も、従来の小学生は減少する一方、大人のマニアやプロが残りますから、そういうマニア向けの高級ピアノやグランドピアノが残ります。ピアノ調律師も、従来の小学生を持つ家庭相手のビジネスから、本格的な演奏者をサポートする技術者が求められてきます。そういうプロ集団の仲間入りができるかどうかです。プロの演奏家にも角野さんのような東大出身者もいますし、もとより東大や京大出身の優秀なアマチュア演奏家はたくさんいます。数学・物理などの純粋学問や音楽などの芸術は、お金とは関係のない崇高な世界で、ピアノ調律師の仕事も限りなくそれに近いです。
収入はあまり多くないので、収入の面では大企業の方がずっといいでしょう。電子ピアノの販売台数は増えていますが、アコースティックピアノの販売台数は減っています。調律師の仕事も減っているので、今後はますます収入的には厳しいと思います。
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