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年金資産は実質的には長期貸付金と同じです。 長期貸付金の場合、貸付の元本を資産として計上し、利息が収益として積みあがっていきます。 年金資産の場合もほぼ同じで、拠出金の運用益が収益として積みあがっていきます。 2つの違いは、長期貸付金が借方(プラス:資産と収益)で始まるのに対し、年金資産は貸方(マイナス:負債と費用)で始まる点です。 期待運用収益によって収益が発生しますが、これは退職給付費用と相殺されるので退職給付費用が減少し、退職者に払う退職給付には退職給付引当金(=会社が身銭を切って積み立てたお金)の代わりに期待運用収益による増分を充てられるので、収益があればその分は身銭を切らなくてもよくなります(=運用収益の分だけ引当金を減らしても満額支給できる)。 長期貸付金が資産と収益で始まるのは、長期貸付金が「最後には戻ってくるお金」なのに対し、 年金資産が負債と費用で始まるのは、年金資産(を含む退職給付準備)が「最後には出ていくお金」だからです。
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