某企業で採用担当をしている者です。 なぜ採用担当がガクチカなどのエピソードを聞くのかという視点を持てると面接も向かいやすくなると考えています。 採用サイドは学生個人のパーソナリティや価値観を知りたく、それが自分の会社で活かせるものか否かを判断基準として持っています。 パーソナリティや価値観が見えやすいのがガクチカなどのエピソードだったりします。 最近では、こう話した方がいい、といった語彙対策のようなものが目立ちます。 例えば、短所などで周囲が見えなくなるといったことを、集中力があると言い換えてみたり、想定質問を模擬面接で練習したりなどなど。 正直学生が色んな対策をみて、それっぽいワードや質問回答で表現してきてくれますが、綺麗に表現されるほどその人のパーソナリティは見えにくくなります。ので、より突っ込んだ質問をします。すると、用意してきてない想定外の質問がきて支離滅裂な回答がくることがあります。 これは、今の学生が対策に思考が向きすぎていて伝えたいことが置いていかれてる現象と捉えています。 エピソードも最終的には課題解決力や主体性や協調性などなど、それっぽいワードに紐付けるのが良いとか言われますが、綺麗に聞こえるワードですがその実はすごく抽象的です。私自身それって具体的になに?ってなる時があります。 聞きたいのは、課題解決力や主体性や協調性としたその行動や経験になぜあなた自身が意欲的に動けたのか。その原動力となった内心の気持ちはなんだったのか、です。 友達を大切にしたいと思ったから、店の売上を上げてそこに充実感を感じたから、など掘り下げていくと自身の価値観やパーソナリティが見えてきます。一見チープな表現に見えますがそれが大切です。正直に表現できれば、良いコミュニケーションの機会になると思います。 新卒はIQよりもEQ、EIが大切なので、 世に溢れている対策に執着するよりも、相手がなにを知りたいのかに目を向けるとテンパらずに話しやすくなると思います。 覚えたことや、借りてきた言葉に本質や中身がないことはすぐ分かります。 ありのままで、あなたの言葉で表現してくれた方が相手には伝わります。 就活頑張ってください!
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