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簿記論の試用販売についての問題です。 写真の問題の解き方がわからないです。 解答は、 繰越商品 32,00…

簿記論の試用販売についての問題です。 写真の問題の解き方がわからないです。 解答は、 繰越商品 32,000 繰越試用品 14,400仕入 305,800 です。 ご教授ください。 よろしくお願いします

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回答(1件)

  • ベストアンサー

    特殊商品はステップが多いので、回答が長くなりますが、順番に説明します。 ①原価の計算についてです。原価の期首一般商品31,200と期首試用品15,400、当期仕入305,600の合計が352,200です。ここから、期末の一般商品32,000と期首の試用品15,400を引くと304,800が求まります。この金額は、当期に仕入かつ当期に売れた試用品と前期繰越も含めて当期に売れた一般商品、期末の試用品の3つの原価の合計を意味します。 ②売価の計算についてです。一般商品売価は257,000です。試用品は一般商品の売価に一旦換算するため、試用品売価の147,200から期首の試用品売価20,000を控除した127,200を1.2で割り戻して106,000です。さらに期末試用品の売価21,600も1.2で割り戻して18,000を求めます。257,000と106,000と18,000の3つの売価合計381,000は、①の原価に対応する売価となります。 ③原価率の計算についてです。①原価304,800と②売価381,000から原価率80%が求まります。つまり、一般商品の原価率が80%という事です。②で試用品売価を1.2で割った理由は、一般商品と試用品で原価率が異なるためです。そのまま計算すると、異なる2つの原価率が混ざった状態で計算されるので、割合が求まりません。そこで、まず一般商品の売価に換算しています。 ④一般商品の原価率80%をもとに、期末試用品の原価を計算します。試用品は一般商品売価の20%増しなので、100分の80ではなく、120分の80が試用品の原価率だと分かります。期末試用品の売価21,600に120分の80をかけて14,400が求まります。これが解答です。また期末の一般商品は問題文の通りで、そのまま32,000が解答です。 ⑤最後の解答である仕入は一般商品と試用品の売上原価の合計を指しています。貸借差額から売上原価を求めます。期首の一般商品と試用品の原価に当期仕入を加えた原価の借方合計352,200から期末の一般商品と試用品の原価を引いて305,800が差額で判明します。これが解答です。 この問題が難しいのは、どの原価と売価を対応させれば良いのかが一見分かりにくい部分にあります。さらに、試用品の前期と当期の原価率が異なる事から、①や②の計算時に前期試用品の原価や売価を除く必要があります。 簿記論の本試験では間違いなく正答率の低い問題になり得るので、合否に影響は出ない問題です。

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